流星群

ぼくのめが  

ほしぞらをみたがっていて


ほしとほしとをつないで、描かれたえは星座。

プラネタリウムで天体の勉強をします。

かがやきはか細くひっそりと ぼくの家にこぼれる。

あかくかがやく火星はぼくのそばに

ちか づい て


   ちかんちかん


いもうとのネグリジェは縒れて

流れ星にてらされる

ひとはこの糸のよう

にきえていくほしに

ねがいをこめました


塵のつぶが夜空をう めつく して

地球と正面衝突するのです,・

大気圏で消滅してしまったひかりは)))

つぶの しゃわー となって・



放射点のある星座の名前をとって流星群が飛び出すのでした。



星空たちはたいように恋をしている。


まるで尾びれをゆらすようにちりの帯が。


流星のきせつが来たのだった。

尾びれの列がつらなって。夜空。


大気とまざりあう。つぶつぶ・

放射状にひかり)))


黒く 幕のはった ようなそらに。

ひとすじ。

ひとすじ。

目を閉じた そのまぶたに 吸収される。闇に。

浮き上がる ぼくのからだが>>

その浮力をりようして

     ほしくずをたべる  

くちをあけ

ぼく はかみくだき、のみこむ



())しょうめつ

))


闇をしはい

していたかみさまは、

みずからの黒いふくに。

ひかりの尾びれをかきこみました。



ぼくは眠ってさえいても

闇のキャンバスを思い浮かべることができるのです。

流星は ぼくのかじるこんぺいとうのように、

かたく、

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