第3話 星 夜空②

 天樹君との愛を確かめ合ったあの日から……私達は何度も逢瀬を重ねていた。

もちろんあっくんにはバレないように細心の注意を払っている。

事情を知らない人から見れば、夫の目を盗んで浮気している妻に見えるだろうけど……それは大きな間違い。

彼にはきちんとした場で誠意ある姿勢を見せて話したいと思っているから……アクシデントでバレるなんてことは絶対にしたくない。

それが妻として当然の責務でしょう?


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「ふぅ……ごちそうさま。 今日のビーフシチュー最高だったよ」


「あっくんの大好物だもん。 こればかりは手を抜けられないよ」


「ハハハ……なあ夜空。 明日はパート休みだよな? どうだ?今晩」


「えっ? あっくん明日仕事は?」


「午後からの出勤だからなんとかなるって……」


「もう……遅刻しても知らないよ?」


「その時は大人しく課長の雷に打たれるよ」


 ある時はあっくんの妻として誠心誠意尽くし……。


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「夜空……愛してる」


「私も天樹君を……愛してるわ」


「俺と暁……どっちが好きだ?」


「そんなの決められないよ……私は2人のことが好きなんだから……」


「そうだったな……悪い。 でも今は……俺だけを愛してくれ」


「フフ……いいよ? 今だけは天樹君だけを愛してあげる……」


「夜空!」


 ある時は天樹君の妻として愛を紡ぐ……。

そんな毎日を私は送り続けている。

最初こそ、浮気しているような背徳感に襲われたけど……それも何日か過ぎたらきれいさっぱり消えた。

私はあっくんと天樹君を愛し……あっくんと天樹君は私を愛してくれる……愛ってこんなに人を幸せにするものなんだって……私は2人に愛されることでようやく理解することができた。


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 2人に愛されるようになってから半年ほど経ったある日……私の運命がまたもや大きく揺らぐ出来事が起こった。


「こんにちは……」


「流君……いらっしゃい!」


「流! 待ってたぜ!」


 天樹君の弟……流(ながれ)君が我が家を訪ねてきた。

彼を招いたのはあっくんだ。

なんでも2人でアニメ鑑賞会をするんだって。

今日は日曜日……会社員であるあっくんも大学生である流君もお休みだ。

ちなみに私もこの日はパートなし。

あっくんと2人でのんびりできると思っていたんだけど……先約があるなら仕方ない。

天樹君も今日は外せない用事があるから会えない……。

かといってあっくんたちに混じってアニメ鑑賞会に参加するのもちょっとやだ。

別にアニメは嫌いじゃないし、どちらかと言えば好きな部類だ。

だけど2人が見るアニメのジャンルが私には受け入れられなかった。

内容は主人公に複数のヒロインが恋慕する……いわゆるハーレムアニメ。

アニメ好きな流君が選別したアニメらしいけど……正直私の肌には合わない。

そもそもハーレムなんて……女を舐めた男の身勝手な妄想でしょう?

恋の相手を1人選ぶこともできず、中途半端な関係をズルズルと引きずるあの主人公の軽薄さが受け付けない。

中には1人に選ぶどころか全員と関係を続けていくクレイジーな結末まである……そんな都合の良い展開がある訳ないでしょ?

ホント、夢を見るのも大概にしてほしいわね。

主人公にまとわりつくヒロイン達もヒロイン達よ……はっきりとしない男の何がそんなにいいのか私には理解できない。

所詮フィクションだけど……私には見てくれが良いだけの脳みそがないモンスターにしか見えないわ。

あっくんも見ているから強くは言えないけど……ハーレムなんて異常よ。

というか気持ち悪いわ……人間として終わってる。


※※※


 あっくんと流君がリビングでアニメ鑑賞会を始めてから3時間が経過した……。

2人は未だにアニメに夢中になっている。

何がそこまで魅力的なのか全く理解できないわ……。

私は2人を横目に洗面室へと向かい、溜まっていた洗濯物を洗剤と一緒に洗濯機の中へと放り込んだ。


「さてと……ついでにお風呂掃除でもしようかな」


 私は洗濯機を回した後、すぐ隣の浴室へと入り……洗剤とスポンジを片手に風呂掃除を始めた。

洗剤をスポンジに付け、壁や床などを磨き……最後にシャワーで流す。

掃除自体は極めて単純だった……。


「いたっ!」


 シャワーで洗剤を流している際、床の洗剤で足を滑らせてしまい……私は浴室で転んでしまった。

幸いしりもちをついただけでケガはなかった……だけど、転んだ際にシャワーの水を思い切りかぶってしまい……全身ずぶぬれになってしまった。


「うぅぅぅ……やっちゃった……」


 冷たい水をかぶったせいで体が一気に冷えた。

いくら室温が安定している我が家の中とはいえ……ずぶぬれのままでいるのは良くない。

服や下着が肌に密着する感触も気持ち悪いし……早く着替えないと……。

幸い……というべきか、着替えのある部屋は洗面室の隣にある。

とはいえ……ずぶぬれのまま廊下に出たら床がびしょぬれになってしまう。

最善なのは濡れた衣服や下着を洗濯機に放り込み、そのまま隣の部屋で着替えることだ……。

自分の家の中で目的地もすぐそこ……全裸で出るのもそこまでリスキーなものじゃない。

幸いあっくんも流君もリビングでアニメを見てるだろうし……すぐに部屋の中に入れば、事は一瞬。

大丈夫だとは思うけど……万が一ということもあるから部屋を出るのは外に誰もいないことを確認してからにしよう……。


「とにかくこれを脱がないとね……」


 私はひとまず洗濯を終えた洗濯機から洗濯物を取り出し、一旦洗濯籠の中に入れた後……衣服と下着を脱いで洗濯機の中へと放り込んだ。

洗面室兼脱衣所故に全裸に抵抗はなかった……とはいえ、ここから廊下に出るとなると羞恥心はぬぐい切れないわね。


「ひとまず外に誰かいないか確認して……!!」


 そう思ってドアの方に振り返った時……見てしまった。

いや……目が合ったというべきだろう……。


「……」


「なっ流君!!」


 ドアの隙間からこちらを覗きこんでいたのは……リビングでアニメを見ていたはずの流君だった。

私は無意識に洗濯物で身を隠した……。


「なっ何をしているの!?」


 なんて反射的に言ってしまったけど……そんなの決まっている。

流君は私の着替えを覗いていたんだ……偶然なのか狙ったのかは知らないけど……どちらにしても完全な犯罪行為なのは明白だ。

ドアが死角になっていて直接は見えないけど……流君はゴソゴソと手で何かまさぐっているみたい。

まあこの状況であれば何をしているのかは察しはつくけど……。


「……」


 流君は私に気づかれた後もゴソゴソとしている……この状況下でも欲求を発散させることを優先するなんて……これが男性故の本能ってやつなのかしら?

まあそれはともかく……いつまでもこのままという訳にはいかない。

本来は取り乱して大声を上げてリビングにいる夫に助けを求めるのが定石だ。

私だって覗いている相手が見知らぬ男性や不審者なら真っ先にそうする。

だけど……それが見知った大学生であれば……多少は心に余裕が生まれる。


「なっ流君? あなた、自分が何をしたのかわかっているの?」


「……」


 私は年上として彼の罪悪感と良心に問いかけた。

だけど彼のほとばしる性欲が彼の耳を塞いでしまっている。

流君が暴走して私に襲い掛かってくるようなことになれば、さすがにあっくんに助けを求めるしかないけど……いくら欲情したとしても大人しくて人見知りな流君がそんな狂気な行動を取るとは私には思えない。

いっそのこと彼の欲情がこのまま発散するまで待つ?

冷静になって話し合えば、流君だってしっかり反省してくれると思う……。


「お~い……流!」


「!!!」


 色々考えているうちにあっくんの声とリビングのドアが開く音が私の耳に届いた。

リビングから浴室までの距離は歩いても1分と掛からない……それ以前にリビングと浴室の間にある角を曲がった瞬間、浴室の前で欲情している流君の姿があっくんの目に入る。

そうなったらあっくんだって何事かと駆けつけてくれるはず……。

流君も逃げようとするそぶりすら見せていないし……あっくんがこの状況に気づいたら、即座に流君を警察に突き出してくれる……。

それが最善な結末だ……私もそう思ってはいる。


「……」


 だけどなんだろう?……この胸に残るしこりのようなものは……。

流君は許されない行為をした……だから然るべき報いを受けないといけない。

その結果、彼の人生が狂ったとしてもそれはやむを得ないこと……。

それが常識だ……だけど、心のどこかでこれで良いのかと思う自分もいる。

欲に駆られて血走っている目……だけどその奥にある瞳は怯えているように思えた。


”このままで良いの?”


 そんなことを自分自身にこの短時間で何度も問いかけていた……。


ガッ!


 私は気が付くと……流君の腕を掴んで脱衣所の中へと引き込み……ドアを閉めていた。


『ん? 夜空、いるのか?』


 ドア越しにあっくんが私に問いかけてきた。

ドアを開けたくても、内側から鍵をかけているから入ることはできない。

脱衣所のドアは普段、入浴時を除いて開いたままにしている。

ここには私が頻繁に洗濯しに来るし……換気の意味もある。

だからあっくんも不思議に思ったんだろう……。


「うん! ちょっと浴室で転んで水かぶっちゃった……」


『えっ? 大丈夫なのか?』


「大丈夫! ずぶぬれにあっただけだから……」


『そうか……あっ! 流を見なかったか? さっきトイレに行くって言ってリビングを出ていったんだけど……なかなか戻ってこないからトイレに様子を見に行ったらあいついなくて……ラインしても未読無視しやがるし……あいつどこにいったんだ?』


「あっあぁ!! 流君ならさっき、ちょっとコンビニに行ってくるってさっき出ていったよ? すぐに戻ってくるって……」


『そうなのか? だったらいいけど……』


 私は……流君を匿ってしまった……。

自分でもどうしてなのかはわからない……気が付いたら体が勝手に動いていた……としか言えないわ。


「それで……あっくん。 もしよかったら、隣の部屋から私の下着と着替えを持ってきてもらってもいい?

家の中とはいえ裸のまま廊下に出るのもなんだから……」


『えっ? お前今、裸なのか?』


「うん。 ずぶぬれで気持ち悪かったし……」


『まあいいけど……』


「ごめんね? 適当なのでいいから……」


『気にするな』


 あっくんが一旦脱衣所のドアから離れた後……私は匿った流君の方へと振り返る。


「……」


 先ほどまで欲情していた姿とは打って変わって……今の流君は青ざめて糸の切れた人形のようになっていた。

よく見ると床には欲望を発散させた証とも言える体液が散らばっている。

冷静になって……ようやく自分が犯してしまった過ちを理解したみたいね……。


「落ち着いてくれた?」


「……ごめんなさい」


 私の問いかけに対して、流君は謝罪の言葉で返した。

床にうずくまって泣き声を殺すその姿からは反省と後悔の意思が感じられる。

そんな哀れな姿を見ると……なんだか怒る気にはなれなかった。


「どうして……あんなことをしたの?」


「僕……僕……こと……きで……」


 嗚咽でとぎれる単語が徐々に言葉へと変わっていったことで……私は彼の本心を聞くことができてしまった。


「僕……ずっと前から夜空さんのことが好きだったんです」


「えっ? 今なんて……」


「夜空さんのことがずっと好きだったんです……だけど夜空さんには暁さんがいる……だからこの気持ちを伝えることはできないって……思っていました。

だけど……どうしてもあなたのことが忘れられなくて……トイレから出た時に浴室で物音がして……気になって様子を見に行ったら……夜空さんがいて……衣服を脱ぎだして……それで……思わず……」


 私がここで脱いでいるのを偶然見て……欲望を抑えきれなかったという訳ね……。


『夜空! 着替え持ってきたぞ!?』


 着替えを持ってきてくれたあっくんが再びドアの前に立っていた。

私はひとまず流君を死角になるところに隠し、ドアを少しだけ開いて外にいるあっくんに応対することにした。


「ごめんね? こんなこと頼んで」


「気にするなって言ったろ?」


「じゃあここで着替えるからドアを閉めるね? 夫婦とはいえ親しき中にも礼儀ありだよ?」


「はいはい……」


 私は着替えをあっくんから受け取り、再びドアを閉めた。

あっくんはリビングに戻っていったけど……念のために鍵も閉めることにした。


「私のことが好きって……どういうこと?」


 着替えを終えた後……うずくまったままの流君に私はそう問いかけた。


「中学3年の頃……僕の家庭教師をしてくれたことを……覚えていますか?」


「えっ? えぇ……」


※※※


 それは私が高校2年の頃……あっくんと付き合って数ヶ月後……。

私はよくあっくんの家であっくんと天樹君と私の3人で勉強会を開いていた。

2人共成績が著しくなかったから……それも留年の可能性をささやかれていたくらいに……。

だからそこそこ成績が良かった私が2人に勉強を教えていたという訳……。

だけどある日……天樹君からこんな頼みごとをされたんだ。


”『頼む! 弟の受験勉強を見てやってくれないか!?』”


 当時の流君はウチの高校に受験するつもりで猛勉強していたんだけど……彼も天樹君に劣らず学力が良いとは言えなかった……。

家庭の事情で塾に通うこともできず……ずっと1人で勉強したらしいんだけど……勉強に身が入らず、毎日顔を曇らせる流君を天樹君が心配し……友人の中で最も頭が良いらしい私に家庭教師を依頼してきたと言う訳。

家庭教師なんてやったことがないから、最初は自信がないって断ったんだけど……何度も頭を下げてくる天樹君と見かねたあっくんのお願いでしぶしぶ引き受けることにした。


『流! 頼もしい助っ人を呼んできたぞ!』


『初めまして……上原 夜空(うえはら よぞら)です。 

私に何ができるかわからないけど……精一杯サポートするから!』


『よろしく……』


 第一印象は少しそっけない子って感じだった。

顔はとても可愛らしいんだけど……人見知りであんまり人と積極的に関わろうとしないと会う前に天樹君から事前に聞いていたっけ?

とにかく私は臨時の家庭教師として……奏石家にちょくちょく入りびたるようになった。

私はいろんな問題集や過去問を学校で集め……流君と一緒に勉強に励み続けた。

成績が良くないとは言ったけど……彼は決して頭が悪い訳ではなかった。

勉強を見ているうちに気づいたんだけど……彼は効率よく勉強ができていなかった。

無理をしてあれやこれやと色々頭に入れすぎて……脳の処理が追いついていなかった……って感じだった。

まあ受験生故に慌ててしまうのは仕方ないこと……。

私は流君に1つ1つゆっくりと学べるように自分なりに指導してみた。

すると彼はあっと言う間に必要な知識を身に着けていき……受験終盤に差し掛かると私が何もしなくても、流君の勉強はスムーズに進めるようになっていた。


『夜空さんのおかげで受かりました! 本当にありがとうございます!』


『私は何もしてないよ。 みんな流君の力だよ』


 流君のこれまでの努力が実り……彼は無事にウチの高校を合格することができた。

この頃になると、初対面の頃の不愛想な態度はすっかりとなくなり……お互い気楽に話せる間柄になっていた。

私に微笑みかけてくれる彼の顔がとてもチャーミングに見えるように思えたのもこの頃からだったかな。

そんな彼のことを合格以降も天樹君のように仲良く接していた。

私にとっても可愛い弟のような存在だった流君……そんな彼が1人の男性として私に想いを寄せているなんて……考えたことすらなかった。


※※※


「あの頃……僕は本当に不安で一杯でした……そんな僕に夜空さんが手を差し伸べてくれました。

そのおかげで僕は受験に合格することができたんです」


「だからそれは流君が頑張ったおかげでしょ? それに私なんて大したことは……」


「そんなことはありません! ずっと夜空さんが僕のそばにいてくれて……僕が勉強で躓いた時も必死に励ましてくれて……わかるまで優しく教えてくれました……。

最初は良い先生だと思っていました……だけど、どんどんあなたを女性として意識し始めて……気づいたらあなた以外の女性が目に入らなくなりました……もう僕の心にはあなたしかいないんです!」


「きっ気持ちは嬉しいけど……私はあっくんの奥さんなんだよ?」


「わかっています……暁さんは僕にとっても良い友人です。 あの人からあなたを奪おうなんて馬鹿なことは考えていません。

だけど……この想いだけは……抑えきれないです!

罪深いことだとは理解しています……だけど……」


「!!」


 気持ちを抑えきれなくなったのか……流君は突然立ち上がって私の胸に飛び込んできた。


「好きです!……好きなんです! あなたのことが……」


 涙を流しながら今まで貯めていた純粋なその想いを私にぶつけてきた流君。

どうしようもないくらい私を愛してしまったのだと……私はここでようやく理解できた。

彼のいたたまれないその姿に……私の中の何かが私にこうささやいてきた。


”彼の気持ちを受け入れてあげましょう……”


 だけど……私にはすでにあっくんと天樹君という人がいる。

2人の男性に愛されている中で、さらにもう1人……男性に愛されるなんて……そんなことが許されるの?

相手は弟のように思っていた流君。

確かに愛らしい顔をしているし……真面目な性格だから男性として申し分ないとは思う。

もしも私があっくんと出会っていなければ……きっと流君の気持ちを受け入れていただろう……。

だけど今の私はあっくんと天樹君の妻……常識的に言えば、彼の気持ちを拒否するのが正解だろう……。

だけど……こんなに私を想ってくれている彼の愛を無下にすることは……果たして正しいことなのだろうか?……良いことなのだろうか?

……いや! 違うわ!

私、決めたじゃない!

愛に生きるって……。

そうだ……愛は数えられるものじゃない!

互いを愛し合う……それこそが何よりも大事なことなんじゃないの!?

そもそも一夫一妻なんて法律で決められていること自体がおかしいのよ!!

そりゃあ……パートナーを裏切って浮気や不倫に走る女は断罪すべきよ?

だけど、互いが互いを愛し合っていれば……それは裏切りにはならないんじゃないかしら?

人と人が愛し合うことを咎めるなんて……誰にも許されないことじゃないはず!!

それに……こんなに可愛らしい男の子の愛を受け入れないなんて……そっちの方が罪深いと私は思うわ!


【長くなりそうなので、一旦切ります。 次話も夜空視点です。 

書き終えることができたら、今日にでも更新したいと思います。 by panpan】

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