インタビュー 緑川ここる
インタビュイー:緑川ここるさん(20代前半)
〈緑川さん、本日はよろしくお願いします〉
「よろしくお願いします!」
〈では早速ですが、みぎおくんの最終回について教えていただきたいです。誕生日会があるのは前提なので省いてくださって大丈夫ですよ!〉
「はい。わかりました。
僕の場合はあれでしたね。誕生日会が終わった後にいつも通りエンディングテーマが始まったんですけど」
〈はい〉
「そのエンディングテーマの映像に、何かが写り込んでたんですよ」
〈具体的には…?〉
「実は僕、撮影してたんです!このときの映像。当然スマホじゃないですけど」
〈そうなんですか!?〉
「はい。だから見せようと思えば見せれますよ。
見ます?」
〈それはぜひお願いしたいです!わーすごい…めちゃくちゃ貴重だ…〉
「画質とかひどいかもですけど(笑)」
〈いえいえ!見れるだけでもありがたすぎます〉
「じゃあちょっとアップロードしてきますね。できるかなこれ…」
〈(^^)/〉
「あーなんかアップロードできないっぽいので、スマホで撮影して動画で送りますね」
〈わざわざありがとうございます…!〉
〈お!〉
「多分いけたと思います」
〈助かります!じゃあちょっと見ますね〉
「はーい」
〈うわ…ばっちり写ってるじゃないですか〉
「やっぱいますよね(笑)」
〈いやーこのおじさん不気味だな…。このどこにでもいそうな感じが余計怖い。あとなんかこの人ぼそぼそ喋ってますよね。なんて言ってるんだろ…〉
「え?」
〈え?どうかしました?〉
「今おじさんって言いました?」
〈え…?そうですけど〉
「あなたにはおじさんに見えるんですか」
〈え?だってどうみてもおじさん…〉
「嘘だろ」
「うそだそんなわけがない」
「うそ」
〈緑川さん…?じゃああなたには何が見えてるんですか?〉
「おんなだよ」
〈え…?なんで…〉
「しらねえよ!こっちにはそう見えてるんたからしょうがねえかえだり」
〈緑川さん落ち着いてください〉
「なんぇなんてだよなんでだよなんでそうなるんだよ」
「おかしいおかしおかしちおとかしちおかしい」
「おまえがまちがってんだろおかしいだろしねよしねしねしねしねしねしねしねしねよしねしね」
〈緑川さん!本当に落ち着いてください。今日はもう終わりにしましょう〉
「さっさとしねよしね)しねやしねししねしね
もうやめちまえよそんなことおまえもしぬぞしぬ」
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