第35話 クロノファミリー最高戦力のゼオだ!!
クロノファミリー
ゼオ ハンド レイカ マスターシャル
ライ メディー
ホワイトフェザー
ララ ネル
タイター家
アルカ ルージ ミヤ メルーア テリッシャ
バルサ
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アルカ「ルージ、、、なんで、、」
ルージ「タイター家様には感謝していますよ、この私を迎え入れてくれ不自由なくやらせてもらいました」
アルカ「ならどうして!!」
ルージ「、、、今の私の言葉には何も持たないでしょう」
ルージが左手の袖を捲ると黒いブレスレットが見えた
ルージが手を前に出す
すると禍々しいオーラを放つ弓が出てきた
ゼオ(厨二心をくすぐってくるぜ)
アルカ「やめろルージ!!」
ルージ「他の者たちが邪魔ですね、少し動けなくなってもらいましょう」
ルージが弓矢を構えるとルージの目の前に魔法陣が現れた
そこへ矢を放った
いつの間にか俺達の横にも魔法陣が現れてそこからルージが放った矢が黒いオーラを纏い放たれてくる
バルサ「『クロースロック』」
バルサのチェーンが網状に交差し壁の様になりルージの攻撃を防いでくれた
バルサ「何がどうなってるのかよくわからんが俺に懺悔しな!!」
ゼオ「俺に懺悔しなもわからんけど」
ルージ「バルサ殿、邪魔をしないでいただけますかな?」
バルサ「そうもいかないだろ?目の前に困ってる人がいたら助ける、それが神父さ」
ゼオ(ん?中身は良い人なんじゃないか?)
ルージ「その見た目でよく神父と言えますね?」
バルサ「ナメられたら神父として終わりだからよ!まず見た目からいってそのままgo to hellさ!!」
ゼオ(見た通りのヤバい人だったな、、、)
ルージ「これはかわしきれませんよ?」
そう言うとルージはまた魔法陣へ向かい矢を放った
次は四方八方に魔法陣が現れた
もしかしてこれ全部から出てきたりするの?
案の定全魔法陣から矢が放たれてきた
やるしかねーだろこんなもん!!
ゼオ「行くぜ相棒!全部叩ききってやらぁぁぁぁ!!!」
俺は『桜花黒紅』を鞘から抜き飛んでくる矢を切り落とすべく刀を振いまくった
バルサ「『スネークチェーン』!!」
テリッシャ「『フォード』」
バルサのチェーンが蛇のように動き矢を破壊していく
テリッシャの足元が一瞬光を放ったと思ったらとんでもないスピードで動き矢をロングナイフで薙ぎ払っていく
ミヤはアルカとルアに覆い被さるようにして守る
ルージ「、、、ほぉ」
バルサ「いちち、1本掠ったか!」
テリッシャ「遅くてあくびがでるとこだったよ」
ミヤ「アルカ様方お怪我はないですか?」
ルア「大丈夫だよ!ありがとう!」
アルカ「僕達は大丈夫なんだが、、、」
そう言うとアルカは俺に目をやる
ゼオ「へへっこんなん余裕だぜ!!」
俺に向かい飛んできた矢はほぼHITした
そう、余裕で空振りしていた
偶然2本ぐらいは切り落とせたしその2本が急所目掛けてきて飛んできた矢だったからマジで危なかった
危ないってかまぁ当たりまくってるからアウトだけど
ゼオ「ゲフゥッ」
アルカ「何をしているんだお前は」
ゼオ「勢いでなんとかいけると思ったんだよ!現実は甘くないね!」
テリッシャ「バカ過ぎる、、、」
バルサ「まぁでもにいちゃんが体張ったお陰でアルカ達に当たらず済んだみたいだな!」
ゼオ「そうだぞ!感謝しやがれ!ガバァッ」
アルカ「お、おいあまり騒ぐな!、、、ありがとう」
ルージ「起きなさいモップ」
後ろで倒れてたモップがバルサにしがみつく
バルサ「おぉっと?」
モップ「モォォォォォォ!!」
ルージがバルサへ向かい矢を放っていた
バルサはモップごと強引に横に避けたが右腕を掠ってしまった
バルサ「おいおいいてーだ、、、ろ、、、!?」
ゼオ「おい!不良神父!どうした!?」
バルサ「体が、、、痺れやがる、、、」
ルージ「『ペネトレイトポイズン』、その矢には痺れ毒が含んでいるのです。しばらく大人しくしていてくださいね」
モップも一緒になって倒れている
もろに矢を喰らったからな、深傷のはずだ
ゼオ「モップ!お前までなにしてんだよ!?」
モップ「、、、タダシ、俺は金が、、、必要なんモップ、、、」
そう言うとモップは気を失った
なんにせよ早く治療してやらないと俺でも分かるヤバい出血量だ
俺がモップと話してる間にテリッシャがルージに突っ込んで行った
一瞬でルージの懐へ入り込んだ
テリッシャ「私のスピードに追いつかないだろ?メルーア様から離れろ老いぼれ」
テリッシャがロングナイフでルージを斬りつける
だがそれをルージはバックステップで避ける
ナイフは服を裂いただけだったがメルーアから距離を離せた
テリッシャ「メルーア様!!」
メルーア「ぐおぉ、、気をつけろ、あのブレスレットは【禁忌魔具】だ、、」
テリッシャ「やはりそうですか」
メルーア「テリッシャ、あいつを止めてやってくれ、、、」
テリッシャ「了解しました」
テリッシャがもう一度ルージへ突っ込む
さっきよりも速さが増した気がする
ここでルージの雰囲気が変わる
ルージ「舐めるなよ若造」
ルージがテリッシャへ向かい矢を2発放つ
テリッシャはそれをかわす
矢に一瞬気を向けた瞬間にルージもテリッシャの元へスタートを切っていた
テリッシャは予想外の行動にロングナイフを振るタイミングが遅れた
ルージ「経験値が違うのだよ」
テリッシャ「ぬぅ!!」
ルージの前蹴りをモロに腹へ喰らってしまった
さらにルージは黒いオーラを放つ矢を手に持ちテリッシャ
を刺そうと振り下ろす
ゼオ「すぁぁぁぁぁせるくぁぁぁぁぁぁ!!!!」
テリッシャ「タダシ!!」
ルージ「ふむ、、、君は本当邪魔ばかりしてくれますね?」
俺はその矢を刀で受け止めた
そしてルージが後ろへ飛び距離を取る
ゼオ「テリッシャ!メルーアの側にいて守ってやれ!」
テリッシャ「私も戦うぞ!あんな蹴りぐらいで、まだまだ動ける!!」
ゼオ「足怪我してんだろ!?さっきのあの突進が最後の踏ん張りだったろ!?」
テリッシャ「なっ!?」
テリッシャの服は黒系だからわかりづらいが左足のズボンが血で馴染んでいる
よく見ると穴も空いている
あの全方位射撃の時1本かわしきれなかったのだろう
ゼオ「後は俺がやってやる」
テルッシャ「1人じゃ無理だ!」
ゼオ「俺を誰だと思ってる?クロノファミリーの最高戦力ゼオ様だぞ!!!」
メルーア「クロノ、、ファミリー、、、」
テリッシャ「、、、ゼオ」
アルカ「って誰だ??」
テリッシャ「???」
メルーア「あったかなクロノファミリーなんて?」
ゼオ「100歩譲って俺の名前はいいわ、ウチのギルドそんな知名度ないの??さっすが最弱ギルドだわ」
バルサ「あ、あの最弱ギルドの【クロノファミリー】か!!」
メルーア「あぁ!思い出した!あの最弱のね!!」
ゼオ「、、、それで思い出しちゃうのね、、」
ルージ「最弱ギルドの最弱男ゼオ、私には勝てないから大人しくしていなさい」
ゼオ「うるせークソジジィ、年甲斐もない程泣かすぞ」
ルージ「仕方ない、大人しくさせてあげましょう」
ルージが2本矢を放つ
それは直線的ではなくカーブを描き向かってくる
すぐ後ろにはテリッシャ達がいるしな、かわせないか、、、そうなりゃこれしかないな
ゼオ「イケメン流奥義!『めっちゃ我慢!!!!』」
俺は避けるのも防ぐのも諦め放たれてくる矢を潔く体で迎え入れることを決めた
奥義めっちゃ我慢!!!!とはすんげー歯を食いしばって涙目になりながら痛いのをひたすら我慢する技だ!!
そして当たり前のように腹と足に矢が刺さった
さっきの攻撃もモロに喰らいまくったせいで正直立つのも辛い
けどなぁ、、、
ゼオ「ゲホッ、、、こんなんじゃクロノファミリーのゼオは倒れないんじゃぁぁぁぁぁ!!」
アルカ「タダ、、、ゼオ!!!」
テリッシャ「お前もう立ってるのですら、、、!?」
ゼオ「さぁ、、次は俺の番でいいよね?攻撃するなよ?絶対するなよ?俺の番だからな??」
ルージ「戦いの最中に番もなにもありませんぞ?」
ゼオVSルージ!
俺もうすでに死にかけだし怖すぎて足が震えている
それでも刀は力強く握りジジィの目を見る
俺の心はまだ折れちゃいない
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