第7話 亡者化と命
はあ、取り敢えず逃げ切れたか。
てか推しが目の前で殺されても特に何も思わないんだな。
多分それは、どこかゲーム感覚で生きてる体と思う。
まあいっか、ゲーム感覚ならゲーム感覚でいまを精一杯頑張ればいい。
………よっし、別の考えよ。
まずは亡者化のことだな。
ガストンの話が正しければ俺はゲームでやってたことが全部できるはずだ。
ゲーム内のガストンによれば心臓の動きそして血の流れを感じられるよう意識を集中させ、その血にに自分の死のイメージを流せばいいらしい。
ゲーム中ガストンにされた事を再現すればいけるか?
しかしそれは指を切るということだ。
いやあ、初見はこいつサイコパスかよって思ったね。
いや怖えな自分で指切るのは。
ゲーム中俺はレイとして亡者化を軽く50回はしたと思う。
この体が本当にレイのものだったらその経験が染み付いてるかもしれない。
やってみるか。
………心臓の動き…………血の流れ……そこに死のイメージを……っ⁉︎
確かに死のイメージは湧いた気がしたただこのイメージを受け入れたら俺は今度こそ本当に死ぬ気がした。
やべえな、レイはこれを50回は経験したのか?
そのうえ俺がつけた縛りで目的達成ラスボス討伐出来なかったらそりゃ絶望して亡者にもなるわ。
悪いことしたな。
ただまあそれなら俺はお前が安心して死ねるような世界作ってやるよ。
たとえ何回死んでも絶望せずな。
_______________
あとがき
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