14.かきこけこ都々逸
か
蚊の鳴くような 小声の彼女
いびきと寝言は 大音量
き
気障なセリフに 夢見る彼女
目覚めなさいと 嘆く母
く
雲の上での 昼寝のような
ふわんふわんな 膝枕
け
化粧落とした 見慣れぬ女
お前は誰だ パンチ飛ぶ
こ
こんなはずじゃあ なかったのにと
それでも夜毎 腕枕
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