7/6 面白い文章
衝撃的な出会いをしたことがある。かつてカクヨムとかなろうで、小説を手当たり次第貪り食っていた時代。玉石混交の小説群の中で、ずば抜けて面白い文章に出会った。
読書というものはアニメやマンガに比べ能動的に体験するもので、さらに理解に時間を要する。何もしなければ話は進まず、主人公はラスボスを倒せない。話を進めるのには自分から読む必要があるのだから、ある程度の頭脳労働をすることになる。つまり、読むということは多少の苦痛を伴うのだ。会話だらけの小説や、短編、ショートショートが売れているのは、苦痛を体験する時間が短いからに違いない。誰だって楽して感動したいのた。
それなのに、読むのが苦痛ではなく、むしろ完全に楽しいと思える文章が存在する。読み進めるのが面白くて仕方ない、そんな魔法の文章だ。「読むのがやめられない」とでも言おうか。月並みな表現だが、どうもその表現そのままの感触なのだ。
ちなみにその小説は、アニメ化、マンガ化している。当然の結果だろう。ネット小説の底力を見た気がした。
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Encyclopedia(エンサイクロペディア)というウィキをご存知だろうか。友人に誘われて見てみたのだが、ウィキペディアのパクリサイトのようである。面白いフェイク情報だらけで、読んだら必ず笑ってしまう。
面白い文章を書ける人というのは、こんなにもたくさんいるのか。そんな衝撃を受けた。
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自分は面白い文章を書けているだろうか。きっと書けていない。いつか見たあの「魔法」にたどり着けるように、研鑽の毎日をひたすらに積み上げるだけだ。
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