第38話
と、とりあえずMVに集中集中。
あー、びっくりしすぎて耳まで赤くなってる気がする。
それにしても、山川さんの弟さん何者?
趣味良すぎる。
そういえば今日の男の子もこれ勧めてくれてたな。えー、そんな有名なバンドなのかな。
知れて嬉しいけど、今まで知らなかったのも悔しい。でもやっぱり嬉しい。
他にどんなの好きなのかなー。
「すみれ?起きてる?」
むーーーほっぺをツンツンしながら聞かないで?
「んー、眠くなってきたなって思ってたとこ。久しぶりのバスケで疲れたのかな…」
「ちょっとウトウトしてきてたよね?ベッドまで運ぼうか??」
「…いい。ワタル、ワタシ、ショウガクセイジャナイカラネ」
「知ってる」
極上の笑顔。なんてイケメンなんでしょう。
「じゃあ、大人対応お願いしまーす」
「いいの?」
……なんか…なんかへん…
何?その顔…
「……よくない気がする…」
「ハハッ」
「ね、寝る!おやすみ!」
「ふふっ。おやすみ。僕も帰って寝ようかな」
「ただいまー。すみれ、ドスドス歩いて2階上がってったけど、なんかあった?」
「いや?なんもないよ?塾お疲れー、俺も帰って寝るわ。また明日」
「おー、また明日ー」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます