第31話
まだかなー。
サラッと一緒にやるのはハードルが高い。
はぁ。諦めるか…
て、あれ?なんかこっちに向かって来てる…?
ああ、あっちに荷物があるのか。
てことは帰る!?
やった!私の番!
「ねえ」
ん?わたし?何も声に出てないよね、、
そーっと顔を上げると、やっぱり目の前でこっちを見てる。
「ねえ、そのスマホ」
「え?あ、はい。え?私のスマホですけど…」
「そのスマホカバー」
「え?あ、好きなバンドのカバーなんだけど…」
「俺もそのバンドめっちゃ好きで。でも周りで好きな人いなかったからびっくりして」
「そうなの?このバンドいいよね!私の周りにもあんまりいないんだよねー。他にどんなの聞く??」
「これとか、これとか。おすすめ。」
「わぁ!そのバンド今日友だちの弟くんからおすすめされて帰ったら聞いてみようと思ってたとこなんだよーますます楽しみ!あ、私バスケ練習しに来たんだけど、リング使ってもいいかな??」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます