好きなものに囲まれて静かに生きたい!

みんとがむ

第1話

重めの前髪、よし。

ダサメガネ、よし。

スカートは膝下、OKバッチリ。


今日から高校1年生。

地味に静かに過ごせますように。


「すみれー!朝ごはん、早く食べないと遅刻するよー!」


「はーい!今行くー!」

ズダダダダーーーン!

落ちた、、、階段から派手に落ちた。

おおおおお尻がわれ、、る、、、


「いっっっったーーーーーーい!!」

「すみれ!大丈夫??」

って走ってきたのは、兄の奏。


「大丈夫じゃない、、、お尻が、、割れる、、、」

「大丈夫。お尻は無事そうだよ。歩ける?

おんぶする?いや、お姫様抱っこか?」

「大丈夫、歩く。奏兄は気にせず学校に行ってね。」

「すみれが心配で学校なんて行けないよ。それに今日から同じ学校なんだから、一緒に行こう?」

「目立つからイヤ。お尻冷やしてから行くから先に行ってね。明日からも別で行くからね!」


お尻、冷やさなきゃ。

「おかあさーん、保冷剤ちょうだーい。」

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