麻美子ちゃん「嫁」がまだ車屋さんでバイトしてた時、もうその頃には

デートにも誘ってラブラブに少しずる全身してるって感じだったかな。

その日は車屋さんの家族と潮干狩りに行くとかで、僕とのデートはボツ。

しかたなかんべ〜と思ってたら、麻美子ちゃんから連絡が・・・。

潮干狩りお開きになったんだけど迎えに来てくれるはずの人が、迎えに

来てくれないから困ってるって・・・。

車屋さんの娘さんふたり預かってるんだけど・・・どうしようって？

そんなものどうしようって僕に連絡して来たってことは、迎えに来てって

ことだよね。

僕はしかたなく、まあしかたなくでもないけど、どんな形にしろ麻美子ちゃん

に会えるからね。

で、麻美子ちゃんと車屋さんの娘ちゃん達が待ってる場所まで迎えに行ったんだ。

「お待ちどうさま」って言ったら、麻美子ちゃんは「ごめんね〜」って言ってくれたんだけど・・・車屋の娘ふたりの冷たい視線。

こいつなにしに来やがったんだよってな目をして僕を見たんだな。

あきらかに異質なものに出会ったような態度。

こいつは麻美子ちゃんの何なんだって思ってるのか、めちゃ敵対心感じたね。

子供にあんな冷たい目で見らてたの初めてだった。

子供って素直に感情をぶつけてくるから残酷だよね。

つづく。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい