寝て起きたら猫になってた!?

汐柚木

第1話 『猫になっちゃったw!?』

~朝〜


「んん…ふぁぁ…」

もう朝かぁ〜、まだ眠いたいなぁァ…

でも、起きないとなぁ。さてと、起きますか

体を起こしてみる…

ん、ん?んん?

あれ、何か軽いな…


って、は!?!?


え、?


どうなってんのーー!?


“私、今猫になってるんですけどー!?”

突然のこと過ぎて、唖然となった私。


…数分後…


気を取り直して、この事を誰かに知らせようと、1階に降りることにした…

「んむ、やはり、四足歩行だな…」

「ほんと、違和感しかねぇぇ」


~1階〜


お母さぁぁん!!

助けてよぉ、猫になっちゃったぁぁ…

という声と共に、振り向くその後ろ姿は、


間違いなく私の母、

草薙くさなぎ香里かおりだ。

…案の定、人間語が話せるわけなくて、私だと分かるはずもなく…

母「あら?どっから来たの?家には、入れないと思うのだけれど…あぁ、もしかして、またお姉ちゃんが連れてきたのかな。」

と話かけてくる。


ん〜?何かあったの〜?


そう、聞こえてきたこの声はそう私の姉、

草薙くさなぎ愛里あいりだ。


姉「んー?この猫ちゃんどうしたのー?」

母「え?あんたちゃうん?この猫を連れてきた

の…」

姉「えー?私ちゃうよ?てか、瑠香るか

見やんかったー?」

姉「起きてさ〜?部屋見たら居なかったんだ

けど?こんな朝にどっか出かけてくことあ

った?」

母「えぇ!?瑠香どこ行ったんやぁ!?」

私「”私はここに居ますよぉぉ!!”」

「”にゃぁぁ!”」

!?!?!?

二人が驚く

んなまさかァ、人が猫に生まれ変わるなんて、どっかの転生ものじゃないし見た事ないぞぃ

それでも私は必死に、二人に語りかけた

「”私ここにいるよ!”」「”にゃぁぁ”」

「”猫になったけど、私だから!!”」「”にゃぁぁ!”」

姉「ん〜、お母さん?やっぱり瑠香っぽくな

い?」

母「んん〜、信じ難いけど、瑠香に思えてきた

わ。」

私「やっと…やっと思いが伝わったの!?」

…その嬉しさのあまり、泣き出してしまっ

た、猫にも涙出るんだね…ぐすっ…






〜次回〜


2話 家族と会話

是非お楽しみに!!






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