輝夜廟

一生ふらふらしていたい。

こんな私は無気力だけど、

これが私の意志なのよ。

良かれと思って、

それは私の毒となった。

そのままの私をわかってほしい、

そんなことは思わない方が良い、

よけい孤独になってしまうから。

愛とか絆とか仲間とか、

私はわかってなかったらしい。

抱えたものの多さに、

潰れそうになった時、

たまには外に出てみたら、

街ゆく人は笑ってて、

私はうまく笑えない。

どこに居ても傷がつく。

どんどん傷が増えていく。

いや、違う。

はじめから、私は穢れてる。

地球なんて向いてないから、

これが何より重い刑罰だ。

天の羽衣を身に纏い、

全てを消して幸せに、ね

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