第831話 建物の外に出ると、そこにあったブルーフレイムの
建物の外に出ると、そこにあったブルーフレイムの残骸を回収する。
「父上、カボたち死んじゃったんですか?」
ネバンが心配そうに質問してくる。
「いいや、カボの本体は無傷だよ、次元収納内の別のブルーフレイムに転送されただけだよ」
「なら良かったです」
ネバンがホッと息を吐く――
カボを造り過ぎた所為か、正直俺はカボが破壊されても別に心は痛まないが、ネバンにとってはそうでもないらしい。
そのまま良い子に育って欲しい物である。
間違ってもお父さんみたいに性格が歪みませんように――
さて、そんな性格の歪んだお父さんの次の行動だが……
あっちが攻撃してくるって言うのなら、遠慮しない。
ゲームセンターを始め、ロボットなど、欲しい物は回収させて貰おう!
あ~、撃たれた背中が痛いな~、これは骨、折れてるかもな~、あ~痛い。
治療費代わりに玩具寄こせやコラ――ってね。
……ヤクザみたいだな。
そんな事を考えていると、どこからともなく先ほどのロボットの声が響いてきた。
[『――普通の人間なら一瞬で致死量に達する毒を浴びて平気そうにしているとは……あなた方、本当に人間ですか?』]
瞬時に翻訳するフォルカ――役者に向いていると思ったが、そもそも通訳に向いているのかも知れない。
君、仕事に困る事はないんじゃない? ――あるいはどのジャンルでも器用貧乏に留まり、大成しない未来もなんとなかう想像出来るけど。
「生物にしか効かないような毒を有しているのは何故ですか?」
やはり彼等の生みの親達を殺したのはこのロボット達の可能性が高そうだ。
俺のババ色の脳細胞がそう言っている。
[『――我々は少々人間と言う生き物を過小評価していたのかも知れません……まさか人間がここまでの進化を果たしていたとは――……だからこそ、尚の事あなた方をみすみす生きて帰す訳には行きません』]
言葉が途切れ――次の瞬間――
ゴゴゴゴゴゴゴっ――……
地響きのような音が周囲に響き始めてた。
そして――
コロニーを覆っていた透明な外壁が割れていく――いや、正確には開いていく。
今度は俺達を宇宙空間に放り出して殺すつもりだろうか?
いや、俺達が入って来たのを見ていたみたいな事を言っていたから、それはないか――
とりあえず、俺はパワードスーツゴーレムを着用し、他の皆にも装着するように促した。
全員がパワードスーツゴーレムを装着し終わったあたりで、凄まじい突風が巻き起こった。
その流れは空へ――宇宙へと向かっている。
別に踏ん張れるが……ここは逆らわずに大人しく宇宙へと放り出されてみる。
さて、次はどう来るかな?
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