第361話 海底探検、俺も興味はあるが妊娠中のコーネリアを連れ回すわけにもいかず、
海底探検、俺も興味はあるが妊娠中のコーネリアを連れ回すわけにもいかず、また、コーネリアを置いて1人楽しんでくるのも気が引けるため、俺は今回は大人しく留守番だ。
メンバーはイブたち4人に加えて、何かあった時にゴーレム魔法の使いてが居た方が良いだろうと言う事で、ゴーレム魔法を習得しているメイド2人の計6人と50機ほどのペンギン型カボたちだ。
「それではアーバン様、行って参ります」
ネモフィスの昇降機に乗ったイブが出立の挨拶を口にする。
「いってらっしゃい。気を付けてね。何かあった時は自分たちの身の安全を優先するようにね」
「はい」
上昇する昇降機から手を振るエファンに応えつつ彼らを見送った。
イブたちを見送って俺は訓練室でメシュエルの相手をしていた。
いつもはヌーボルトやハイベルトが乗るHMGやヌゼやコーネリアが乗る騎士型ゴーレムと遊んでいるメシュエルだが、ヌーボルトやハイベルトでは相当手加減をしなければならないらしく、あまり良い運動にはならないらしい。
コーネリアは妊娠中なのでナイトロードに搭乗しての戦闘は流石に避けている。というかサリーに禁止されている。本人は不服そうだけど。
ヌゼも最近本職が忙しいらしく、あまりメシュエルと遊ぶ時間は取れないようだ。なんでもパワードスーツゴーレムの配備に伴う配置換えや、パワードスーツゴーレムの訓練のカリキュラム、また人員の選抜など、色々やる事があるそうだ。…あれ?ヌゼが忙しいのって俺の所為?
最初はユースフルに搭乗して遊んでいた。
俺が操縦するユースフルならば、メシュエルが本気を出しても十分に戦える。というか俺が勝つ。
そうやって何十分かメシュエルの運動に付き合った後、メシュエルの横腹を枕にだらだらしていた時に、メシュエルが生身の俺と戦ってみたいと言い出した。
正直俺は生身での戦いに興味が無い。
ただ、コーネリアが妊娠する前はたまに彼女の相手もしていたので嫌という訳でもない。
てなわけで、ヤシ亀ソード(黒い剣)を片手にちょっと相手をしてあげる事にした。
したのだが、ちょっと後悔している。
「ふはははは!楽しいなアーバン!」
「いや、俺は別に楽しくないけど」
かれこれ3時間、メシュエルさんってば飽きる気配が無い。
収穫としてはメシュエルは俺の知らない魔法を数多使えた事だろうか。
使ってもらえれば俺は大抵の魔法を真似できる。
といってもどれも既存の魔法の上位互換みたいな魔法だったので、作ろうと思えば自分で作れるような物ばかりだった。
というか魔法銃などにしようしている魔法の方が強いかな?ぐらいの微妙な物が多かったので収穫という程の物でも無いかも知れない。
「メシュエル……飽きた。ここまでにしよう」
「そうか?無理に付き合わせるのは良くないな、分かった」
「終わりましたか?」
声を掛けて来たのは途中から観戦していたニーナだ。
自分の事は気にせずに続けてくれというからそのまま続けていたのだが、まさか最後まで観戦しているとは思わなかった。
当然巻き込まないように配慮はしていた。といっても訓練室の中にもう1つ次元収納を利用した空間を作り、そこから観戦できるようにしていただけだけど。
「ええ。ところでお義母様、何かご用事ですか?」
「…じつは、私に搭乗型ゴーレムの訓練をつけて頂きたいのです」
ほう?ほほう?
以前は俺が造ったゴーレムを装着したり乗ったりするのを嫌がっていたニーナが、ついに訓練して欲しいとまで言い出してくれるとは、感慨深いなぁ。
「いつもは旦那に相手を頼むですが、最近はあまり時間が取れない様でして、お願い出来ませんか?」
…ヌゼが忙しいのは多分俺の所為。
つまりニーナがヌゼとの時間を取れないのも、多分俺の所為…ごめん。
「そういう事でしたら喜んでお付き合いしますよ。俺は出力強化無しで、お義母様はメシュエルに魔力を補充してもらいつつ出力強化の3段階目を維持した状態での早い動きと出力に慣れる練習をしましょうか」
「よろしくお願いします。メシュエル様、魔力の補充の方、お願いしても構いませんか?」
「うむ、任せておけ」
「では始めましょうか。ヌゼ殿より強くなってヌゼ殿を驚かせてあげましょう」
「いえ、私はあの人の訓練の相手を務める事が出来る程度になれれば、それで――」
相変わらず、ニーナはヌゼが大好きなようだ。
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