第116話 文化祭も無事終了した。
色々ミスしたお詫びに本日はもう1話公開します
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文化祭も無事終了した。
アンケートの結果、我が魔道具研究部は部活動部門の出し物で1位を獲得した。賞品として盾、副賞として部費として使えるチケットが貰えた。
ちなみに、クラスの出し物部門1位はチラズのクラスの各地の風土を調べて、その特徴を展示した物だった。……お化け屋敷、ダメだったか。
運動部出し物部門は1位は魔術部。これは納得だ。
そして俺は今、今年中に済ませなければならない事のため準備をしていた。
それはサリーの操縦する小型ネフィスリーアに勝つことだ。
実は、正確には既に勝ってはいるのだ。
金ピカゴーレムに搭載した魔法反射。アレを改良して2属性まで反射出来るようにした。特許は……面倒なのでまだ申請してない。
その改良版魔法反射をツヴァイに搭載した。これで攻撃手段がほぼ魔法銃しかないネフィスリーアは完封出来る。後は攻撃を掠らせでもすれば時間切れで俺のポイント勝ちとなったわけだ。
………
嬉しくない。
というか勝った気がしない。
という事で魔法反射は捨てて別の方法を模索している。
そして編み出したのが身体強化の魔法を魔法陣化した物を、改造して作った名付けて出力強化の魔法陣だ。これをツヴァイに描き込んだ。
速度も膂力も単純に今までの2倍ほどの数値が出せる。ただし必要な消費魔力は1.5倍だ。
しかもこれは微翔魔道具(フライングボードの魔道具を改造した物)を用いているネフィスリーアには効果が殆ど無い魔法陣なので、こちらだけ特別仕様にしたわけでは無い。……後でドラゴレイムにも描き込んであげよう。
他に改造した点と言えば、剣を銃剣に変えた事だ。それも両方。これで遠近どちらも対応できる。
ネフィスリーアの方には腰に短剣を装備させた事と、スカートの次元収納から機雷を散布出来るようにした事の2点の改良を加えている。
さぁ、再戦の時だ!
という訳で場所はグラウンド、サリーの卒業まで残り1週間。おそらくこれがサリーとの最後のゴーレム戦になるだろう。
「それじゃあ2人とも準備は良いですか?」
審判を務めるチラズの言葉に俺とサリーは頷いて応えた。
「それでは……はじめ!」
開始の合図と同時にネフィスリーアが一気に後方に滑るように移動する。
移動しながらも機雷を散布しながら両手の魔法銃で牽制を欠かさない。
その攻撃を避けながら、こちらも銃剣から魔法を放ちつつ牽制する。
お互いスピード重視の機体。中々ポイントが増えない。
が、ツヴァイの本気はここからだ。銃剣を連射しながら距離を詰める。流石に直線でのスピードではネフィスリーアの方が早いが、100メートルという範囲の中で、いつまでも直線で逃げるわけには行かない。カーブの度に少しずつ距離を詰めて遂に剣が届く範囲まで近づいた。
ボン!ボン!
両機が巻き込まれる形で機雷が爆発する。
この距離で機雷を散布するとは思わなかった。
だが、両方にポイントが入るなら話は簡単だ。機雷は無視して銃剣で斬る。
ビーー!!
試合終了のブザーだ。
「そこまで!!勝者アーバン先輩!!」
「勝ったーーーー!!」
これで気持ち良くサリーの卒業を祝える。
「ところで、新しい魔法反射と出力強化の魔道具。ちゃんと特許申請しなきゃダメだよ?」
…………せ、生徒会長に頼もう。誰かミランダの注意を引いておいて!手土産も用意しないと。
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