「しかしも、かかしも、ありゃあしねえ……!」 お奉行様(CV:常田富士男)

 今回はアニメ「まんが日本昔ばなし」の「加茂湖かもこぬし」から、佐渡の強欲な名主なぬしであるぶえもん(字がわからなくてすみません)に、おしらすの場でお奉行様ぶぎょうさま(CV:常田富士男さん)が言い放ったセリフです。


 佐渡の恵みである加茂湖を埋め立て、私利私欲を考えるぶえもん(CV:市原悦子さん)。


 これに怒った漁師たちから訴えられ、おしらすに呼ばれます。


 そこでぶえもんを制するため、お奉行様がこのセリフを言います。


 実はお奉行様、ぶえもんと結託していたのですね。


 結果、よくわからない流れで、ぶえもんに私刑を加えようとした漁師もへえ(こちらも字がわかりません:常田さんの二役です)のほうが裁かれてしまいます。


 最終的に、お奉行様もぶえもんも、加茂湖の主から始末されるというオチです。


 まんが日本昔ばなしの「ホラー回」は、傑作が多いことで知られています。


 自分があえて選ぶなら、この「加茂湖」が一番好きですね。


 セリフを全部覚えているくらい、気に入っている作品です。


 常田富士男さんと市原悦子さんのコンビで、よくこれだけ大量の名作を生みだしたものだと、感動すら覚えます。


 自分のパーソナルを形成したという意味で、欠かすことのできない作品です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る