「私がつかもうとしたものは……」 からくり天狗(CV:津田英三)

 アニメ「飛べ!イサミ」から、主人公である花岡イサミ(CV:中嶋美智代さん)たち新撰組と敵対する組織・黒天狗党の大幹部・四天王のひとりであるからくり天狗こと東上別府鷹丸(CV:津田英三さん)のセリフです。


 彼は不慮の事故によりこの世を去った弟夫婦の息子(つまり甥)である菊丸(CV:こおろぎさとみさん)を預かっている立場ですが、いっぽうで菊丸を黒天狗党の活動のために利用しようとも画策していました。


 最終兵器である巨大ロボットが崩落した際、新撰組のメンバーは菊丸を助けようと奮闘しますが、たほうからくり天狗は、新撰組のパワーの秘密である龍の剣を奪おうとします。


 剣をつかんだとき、甥の菊丸を助けてくれた新撰組を見て、嗚咽のように漏れたセリフがこちらになります。


 「一番大切なものを見失っていた」と感じたのでしょうか。


 この事件をきっかけに、彼は改心することになります。


 津田英三さんの、まるでわがことのように演じる表現が心を打つ名シーンです。

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