2019/2/1 05:50:26

 また、四時ばばあに会った。

 食べ終えて気づいたのが四時だった。いま吐かなければ眠ってしまう。ドアを開けたトイレはいつもより広く、隅に、四時ばばあはいた。

 姿かたちは、まえ見たときと変わらなかった。電気を点けた状態でも四時ばばあはちゃんといて、こちらを見すえていたが、なにも言わない。よく見ると、眼光は鋭いが、小さなおばあさんだった。少し迷ったがわたしはまっすぐ便器に行って、吐いた。吐き終えて顔を上げると四時ばばあはまだ、静かにただそこにいた。


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