【想像/創造】という名の霧の最奥に 静かに眠る至福の箱庭

【創作】

そうぞうと いうなのきりの さいおくに

しずかにねむる しふくのはこにわ


今回の「短歌・俳句コンテスト」に参加しようと思ったとき、最初に詠んだのが

「霧深し山の彼方は夢の街 憧れ遠く 道は幻」という作品でした。しかしこの作品を作った時点ではまだ短歌を作るのに慣れておらず、イメージがなかなか固まらなくて二転三転しました。

最初は「濃霧の向こうには何があるのか見えない。その先に知らない国があるかもしれない」といったイメージでしたが、最終的には「田舎娘が霧を見てその先にある都会を想像する」というイメージに落ち着きました。

ですがやはり心残りがあったのでしょう。「きり(あるいはもや)の向こうに何かが隠されている」といったイメージの歌は結局3首できました。


「朝靄をゆらりと泳ぐ影七つ 魚のような釣り人の群れ」

「霧深し山の彼方は夢の街 憧れ遠く 道は幻」

「【想像/創造】という名の霧の最奥に 静かに眠る至福の箱庭」

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