第4話 さっそく二階層に行ってみたら案外余裕だった

 一階層で一角ウサギを狩りまくるがいつも一撃だ。


 普通のモンスターというより弱いモンスターだ。


 こん棒術のスキルしかないが余裕で倒せる。


 鎧はビギナーアーマーで素材が軽いけど防御力はそこそこある。そんなことで二階層に行くか。二階層はスライムが出現する。水弾を発射してくるモンスターだ。核を狙えばすぐに倒せる。


 二階層にあっという間に到着。


 スライムが出現する。水弾を発射してくるが盾で防ぐ。

 ドンという感じの衝撃が盾に走る。だが受けきれる。俺はスライムに近づきこん棒で殴る。するとまたもや一撃で倒せた。核を殴り潰したようだ。

 スライムのドロップ品はスライムゼリーだ。何故か小瓶に入っている。食べるとお肌に良いとかマダムたちが買い集めるとか、一つ1500円なり。


 レアドロップ品は【水魔法】だがかなりの落としにくさ。


 0.1パーセント言われている。


 そういえばステータスオープンが使えるのだが俺は使ってなかった。


 見てみるか。


 ステータスオープン。


 天川星夜(あまかわせいや)

 年齢27歳

 男

 レベル1

 HP50/50

 MP10/10

 力75

 守り35

 敏捷57

 器用38

 魔力56

 幸運300


 保持スキル:こん棒術


 うん? 幸運高いな。それともこんなもんなのかな? まあいいや。


 スライムを50体狩っていた。


 するとあっさり水魔法のスキルの書を手に入れた。


『嘘やろ?』

『マジで?』

『本当に』

『面白そうだから来ました』


 現在同接数は15になった。3よりかは成長した。


 水魔法のスキルの書はめったに出ない。

 何かの間違いだろうか。


 でも普通に自分で使う。


 俺は魔法を覚えた。水魔法だ。


 ただ最初は水を指から少しだけ流れるように垂れ流すことしかできない。


 ただのめり込みが早いのか俺はすぐに水球を発射することぐらいはできるようになった。


 MPは1消費だ。水球は強いのか。使ってみるか。


 スライムを倒しまくる。スライムゼリーを納品するために沢山確保する。


 ただ超レアドロップ品も狙いたい。


 確率0.01パーセントのレアドロップ品。スライムハンターなら比較的容易に手に入る。


 スキルの書【再生】を手に入れるか。


 強力にして最強のスキル。


 俺は200体ぐらいスライムを狩る。


 今日はもう5時間は潜っている。


 でも疲れないな。こん棒を振り下ろすだけの簡単なお仕事だからな。

 なおレベルはもう3上がった。


 現在レベル4だ。


 幸運の数値も350まで上がっている。


 これ普通の値は50って聞いたけど普通の人の7倍の数値なの俺?


 とまあスライムから超レアドロップ品の【再生】のスキルの書を手に入れる前には死ねないな。


 そして夕方の5時になり。夜の8時になり、そして既定の10時まで潜った。


 次の日も潜る。


 でも落ちない。


 もう1000体は狩ったと思う。二階層をウロウロしてスライムを狩りまくる。


『正直最弱のスライムでもここまで狩る人は』

『スライムハンターですか?』

『やるじゃん』

『再生狙いは根気が必要だよね』

『再生はなかなか落ちないよ』


 再生のスキルの書はダンジョンマートで700万の価値はある。


 だが自分で使いたい。そんなこともあり狙う。

 俺は二日目のダンジョン探索も終えた。


 ダンジョン居酒屋にある居酒屋でダンジョン肉を喰らう。

 

 このオークのステーキは美味いな。これで1000円なのも偉い。

 ライススープ付きでだ。

 オークは23階層で出ると言われている。

 なかなかに骨が折れる。

 俺は帰路についた。

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