【完結】推し活していた私が転生したら、人気男性アイドルグループの推しメンになっていた

第9話 新たな謎の発見

美咲、アキラ、そしてメンバーたちは天文台で得た情報をもとに、新たなミッションに取り組むことにした。古の星座に隠された秘密を解き明かすため、彼らは一つ一つの手がかりを丁寧に検証していく。

天文台で見つけた古い書類や地図を持ち帰り、美咲たちはスタジオで再び集まった。彼らは机の上に資料を広げ、集中して解析を始める。

「この図には、特定の星座の配置が記されているね。これは普通の星座図とは違う……何か特別な意味があるみたいだ。」光が言う。

「星座の配置が時期ごとに異なるのは知っているけど、これはもっと複雑なパターンだね。」凌が付け加える。

「古の星座の力が発揮される場所と時期が書かれているみたいだ。ここに『新月の夜』って書いてある。」颯太が記録を読み上げる。

「新月の夜……それが鍵なのかもしれない。」美咲がつぶやく。

アキラは黙って地図を見つめていたが、突然顔を上げた。「この場所、僕に心当たりがある。以前ユウと一緒に行ったことがあるんだ。」

「本当か？そこに行ってみよう。」美咲が興奮気味に言う。

美咲たちはアキラの記憶を頼りに、地図に示された場所へ向かうことにした。車で山道を進み、やがて目的地に到着する。

「ここだ……ユウと一緒に来た場所。」アキラが指差す。

その場所は静寂に包まれ、古い石碑が立っていた。石碑には星座のシンボルが刻まれており、その下には何かの暗号が彫られていた。

「この暗号、ユウの日記にあったものと似てる……。」美咲が石碑を見つめながら言う。

「どうやら、この暗号を解かないと次に進めないみたいだね。」光が慎重に言う。

「アキラ、ユウはこの暗号を解こうとしてた？」凌が尋ねる。

「ああ、でも完全には解けなかったんだ。彼はもっと手がかりを探していた。」アキラが答える。

美咲たちは暗号を解読するために、石碑の周りを調べ始める。周囲には他にも古い石碑や記念碑が点在しており、それぞれに異なる星座のシンボルが刻まれていた。

「この石碑に書かれている文字は、古い言葉だ。ユウの日記にこの言葉の解説があったはず。」美咲が思い出しながら言う。

「そのページを見てみよう。」光が言う。

美咲はユウの日記を開き、古い言葉の解説を探し出した。「ここにあった……この言葉は『星の道』を意味してるみたい。」

「星の道……それがこの場所とどう関係しているんだろう？」颯太が首をかしげる。

「多分、特定の星座の配置を示しているんじゃないかな。新月の夜にその星座の配置を観測すると、何かが起こるとか。」凌が推測する。

「そのためには、星座の配置図を正確に読み解く必要があるね。」光が言う。

アキラは再び石碑を見つめた。「ユウがここで何を見つけたかったのか、僕たちも同じものを見つけなければならない。」

美咲たちは暗号を解読し、星の道に関する手がかりを得るために全力を尽くすことを決意した。

「ユウくんのためにも、この謎を解き明かして未来を変えよう。」美咲が強い決意を込めて言う。

「そうだね、ユウの意志を継いで、私たちが未来を変えるんだ。」アキラも同意する。

美咲たちは再び資料に向き合い、暗号の解読に取り組み始めた。未来を変えるための新たな冒険が、ここから始まるのだった。