人体は六割水で九厘塩四捨五入して私は海だ

ベッドにひとり沈み込む。

カーテンの隙間から差し込んだ光はピラルクのようにうねり、床を這っている。


冷蔵庫の唸る音。

目を閉じるとすべての境界線は失われ、私の心臓は暗闇を揺蕩う。


私いま、海になってる。


私の水分と少しの塩分が、帰る場所を探し音もなく揺れている。

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