卵理論
卵理論とは、この世界にいる過去も未来も全ての人は自分の生まれ変わりだ、という理論です。
この小説を書いている私は貴方の生まれ変わりかもしれないし、この小説を読んでいる貴方は私の生まれ変わりかもしれない、そんな理論です。
これはアンディ ウィアーの小説The Eggからできた理論で、小説の内容はこう。
何らかの原因で死んだ男は神と出会う。
「君は死んだ、そして生まれ変わる。」
「貴方は誰だ?」
「私は神だよ」
「生まれ変わると言ったが俺は一体何回生まれ変わったんだ?」
「沢山だよ、そうたくさん」
「それじゃあ俺は自分と出会ったことがあるということか?」
「それは、よくあることだよ、互いが自分で、互いが自分だと認識していない」
「じゃあ一体何のために?」
「存在の意味か、ベタな質問だ」
「それは君を成長させるため」
「成長?人類のことか?人間に成長して欲しいのか?」
「いや、君だけ。君だけのためにこの世界を作った、君が成長してより壮大な完璧な知性を得るために」
「ほかの人間は?」
「ほかは居ない、この世界には私と君の2人だけ」
「この世界の人々..」
「全て君の生まれ変わりだね」
「じゃあこの世界っていうのは..」
「卵」
これがこの小説の内容、要約すると、この世界の人間は全て『私』の生まれ変わりで、今後生まれる人も『私』の生まれ変わり、この世界は神が作っていて、神になる為にこの世界で様々な“人”の人生を経験してより壮大で完璧な知性を得ようとしている。神曰くこの世界は君を神として成長させる第一段階の卵だということ。
という内容、この理論には一つの重大な物事が書かれていて、“全ての人は自分だと言うこと”と言うものだこれは様々な解釈ができ、全ての人は自分なんだから大切にしろとか、自分なんだから傷つけても良くね、と解釈もできる。
でも一番素敵な解釈は全ての人は自分なのだから自分のされたら嫌なことはするなという事
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