第3話 角ある踊り

この地域において、踊りは専ら精神世界へ入るための手段として利用されている。彼らはいくつかある精神世界を物理世界と同様の実在とみなしており、それぞれの世界は異なる神と異なる理により治められると考えている。中でも「角ある者」と呼ばれる神は死者の王とされ、最も危険な存在である。彼に捧げられる「角ある踊り」は徹底した精進潔斎と断食を伴う過酷なものであるが、捧げられた踊りが彼に認められると死者と再び邂逅することができるとされ、舞い手に志願する者は多い。


お題【角ある踊り】、【危険な】、【精神世界】

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