02「笑みの死」#なくさずの詩より


 歪んだ身体に警察は顔をしかめた。足首は折れ、腰は反り返り、手首も折れ、首は背中側にあった。祈ったままの手は血だらけだったが、それよりも顔は笑ってたことが気色が悪かった。同僚は吐く為に外に行った。俺はそれよりも壁一面の「天使様」に目を瞑る。

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