ちょっと、聞いているの?
進藤 進
もぅ、知らない!
ふくれっ面の君の顔。
何度も僕の夢の中に現れる。
目が覚めるたび。
僕は。
目頭を押さえる。
君が旅立って。
何年になるだろうか。
僕は。
もう。
数えるのは。
やめていた。
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