かがみごし
皆さんは鏡越しで、おしゃべりすることに慣れてませんよね。美容師さんは、お客様と話すとき、鏡越しでおしゃべりします。
だからなのか、案外シャイな人が多いです。
鏡越しでは、すごくおしゃべりなのに、対面になると急に恥ずかしくなり、ソワソワしてます。
目が合わない....人の髪ばかり見てる。
おそらく、鏡越しで喋り過ぎて、自分の姿が映ってないと落ち着かないのでしょう。
普段マスクをしてる人が、外すことが恥ずかしくなる、あの現象と同じです。鏡がないと恥ずかしい……そんな心理状態なのかも。
いわゆる、職業病ってやつですね。
あと、お客様との会話中にも、鏡に映った自分の顔を入念にチェックする、ナルシストなメンズスタッフなど。
鏡越しって、美容室ならではって感じがします。
そう、美容師は鏡に慣れている。だけどお客様は慣れていない……だから、鏡越しの会話が成立しない時があるんです。
例えば、お客様の隣に立つ、鏡越しに話かける美容師、お客様はなぜか横を向いてしまう。
そうなんです。お客様の中には、直接目を合わせようとしてくださる方もいるのです。
美容師は鏡越しにしか目を合わせないが(そうとは限らない)、お客様は現実世界で目を合わせようとする(これも、そうとは限らない)。
一度、とんでもない瞬間を目撃しました。
ある新人スタイリストの施術中、どうしても鏡の世界で、目を合わせてくれないお客様がいました。
そのお客様は、おしゃべりすると必ず振り向いてしまうのです。右サイドから話しかけると右を向き、左サイドから話しかけると左を向く。
スタイリストが真後ろに立って話しかけたときに事件が起きました!
お客様が真後ろを向いたんです!
しかも、反り返って……
わたしは、そんなに!?って心の中で突っ込みました。
これ……ガチです。マジで盛ってません。
いろんなお客様がいらっしゃるので、スタイリストは大変ですね...
ちょっと、今回の件、文章で伝えるの難しい...
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます