シャンプーマンX(エックス)

 わたしの身内が入院した時のこと。ん?……あぁ大丈夫ですよ、今はもうピンピンしてますから。


 病院に行った際に、どうしてもシャンプーして欲しいって言われたんですよ。普通そんなことしていいのかなぁ?……まぁ、やりましたよ!


 むしろ講習会みたいになりました。病院って、シャンプー台はあるんですよ。


 病院によるのかどうかは分かんないけど、いちおう、あります。サイドシャンプーのかなり旧式でしたけど……大丈夫です。

 

「わたし、失敗しないんで!」


 看護師さんに囲まれながらやりました。はっきりいって、わたしクラスのシャンプーを目の前で見れるなんて、無いですから。


 お金をもらいたいくらいっすよ!


 弘法筆こうぼうふでを選ばずってね。


 どんな環境でも全力でいきますよぉ〜!……あぁ、いいわぁやっぱ、⚪︎⚪︎ちゃんのシャンプーは別格だわ……。


 ふぅ、別格……いい響き。


 そんな嬉しいこと言ってくれる人にはマッサージ付きでございます。身内によく頼まれるんですよね〜。いいように使われてる気もするが……


 看護師さんも、シャンプーをちょっと習うらしいんですよね。それで、見てあげたんですが……違ぁ〜う!全然ダメですわ!まぁ……下手。


 失礼ながら、こりゃいかんですよ。サービスみたいなものだからって言ってましたけど、そういう問題ではない!


 ホスピタリティ……これです……忙しいのは分かります。他にもっと大事なことがあるんでしょう。


 でも、もし、看護師さんがシャンプーめっさ上手かったら、入院患者さんってめちゃくちゃ嬉しいはずです。


 わたしだったら、それ考えるだけで、ワクワクすっぞ!


 喜んでくれますよぉ。さぁ全国の看護師さん!看護学校の先生方!シャンプーを極めましょう!極めるまではいかずとも……こういうことがホスピタリティを育んでいくのではないかと思う、今日この頃。


 偉そうに失礼しました。シャンプーのことになると、つい熱くなってしまうもので。


 あくまでこれは、たった一つの病院の話なので、全国にはもしかしたら、それすら当たり前に行っている所があるかもしれません。


もし、そんな病院がすでにあるとしたら……本当に申し訳ございません。


 そちらで勤めている看護師さん達を超リスペクトです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る