シャンプーマンと自動洗髪機
オートシャンプーってご存知ですか?
機械が髪の毛を洗ってくれるんですよ。
オートシャンプーで洗ってもらったことある人ぉ〜……そうですか、いませんか……かくいうわたしもありません
あれって、気持ちよくはないでしょ?どう考えても。めちゃくちゃ怒られそうですが、アレじゃシャンプーを名乗れないでしょ。
ちなみにどんなのかは知ってますよ。水圧で洗うんですよ。
ふっ、まぁ所詮機械ですから……否定しているわけじゃないんですけど、一人でサロンを経営されてる先輩方も大変ですからね。
シャンプーマンを一人雇うのにかかる経費考えたら安いもんですよ。たったの150万ぐらいですから。
たったの150万!いや〜安いなぁ……わたしの価値は?いくら?
けっこういい働きしてると思うんですけどねぇ。忙しい時なんか休憩無いっすよ。
オートシャンプーと一緒です。ずぅ〜っとシャンプー台と同化してますから……手が乾く暇なんて無い!わたしに別途100万くらいボーナスあげてもよくない?
うん、それいいね!オーナーがオートシャンプーを導入しそうになったら「オートシャンプーにわたしはなる!」って言って100万ねだるか?
そしたらオーナーが「お前はずっとシャンプーマンするつもりか?」って言うでしょ!「うるせぇ、今も似たようなもんだよ!」って……言えるはずもない。
でもオートシャンプーが150万でしょ。わたしクラスのシャンプーマンだったら、やっぱ500万くらいもらってもいいよね?
そんなにくれるなら一生シャンプーマンでもいいかも……クク、あるよ、あるよ!いやぁ〜どっかの富豪オーナーが雇ってくれないかなぁ?
「君のようなシャンプーマンを探していた!」とか言ってヘッドハンティングされちゃうなぁ……はぁ……今のわたしの生きがいはお客様の「気持ちいい」というお言葉だけ……それでなんとかやってこれてますよ。
皆さんにとってのシャンプーマンにも、そう伝えてあげてくださいね。
愚痴みたいになったけど……まぁシャンプー好きなんでお客様には全力で癒しますよ。
でも今後どうなんでしょう?A Iが発達してロボットがカットとシャンプーするとか?髪の毛の色もワンタッチでチェンジ出来るとか?美容師の仕事も無くなったりするかも……そんなことあると思いますか?
そうですよね。あるわけないですね。なぜなら、そんなことを研究する予算あったら別の研究するわ!ってなりますから。
でもホントに出来たらどうするよ……そうなったら出張するしかないね。
可愛い服着て、ボストンバックみたいなの持って、ちょっと訳ありなお客様を癒して、でもたまに事件みたいなのに巻き込まれて、めっさ強い元軍人のわたしが解決して、少佐を探して奔走する……はぁ……とりあえず少佐候補を探すか……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます