気持ちの問題

シャンプー上手い人ってカットも上手いですよ。これマジです。ですが逆はどうかな?


 カットが上手い人はシャンプーが上手いかって言われたら……わたしはNOと答えるね。


 スタイリストはあまりシャンプーやってないからねぇ、ある程度は身体が覚えてるけど……やっぱりやってないと衰えるから。


「わぁ、⚪︎⚪︎さんがシャンプーしてくれるんだぁ!嬉しい!」とお客様が言いますよね。


 これはシャンプーマンがどうしても手が空いてなくて、しょうがなくスタイリストがシャンプーに入った時によく言われることです……。


 嬉しいか?この人シャンプーめっさ下手っすよ!まぁお客様からすると⚪︎⚪︎さんがシャンプーしてくれるってだけで補正がかかってるんでしょうけどね。


 なんなら入って半年のこの子(新人)のほうが一生懸命で気持ちいいまである。


 わたしが自信を持ってお送り致しますが。まぁでもその補正は埋められないか……。


「気持ち良かったぁ」←お客様は気を遣ってます。


「チカラ強くて気持ちいいけど、なんか雑だなぁ」←お客様の本音(あくまで個人の主観)


 あれ?また話ズレてる?いや、ズレては……ないよね。僅かに分岐しただけ。


 スタイリストはシャンプーが下手って話でしたもんね!


 そもそも、気持ちの問題なんですよ、シャンプーって……。


 スタイリストは基本的にカットに夢中でシャンプーなんてどうでもいいんです(偏見)。だから下手!


 でもお客様はスタイリストがシャンプーすると喜んでいる……う〜ん……なるほど、シャンプーは気持ちの問題だから「される側」の気持ちも大事だって事だ!


 つまり好きな人からならなんでも許されるって事だ……かぁ〜……なるほどねぇ、反則だねぇ、愛されるって……大切なんだね。


 技術を磨くだけでなく愛される努力もしないといけない。皆さんはどうでしょうか?

 好きな人か?上手い人か?どっちを選ぶ?


 わたしはシャンプーマンですから極上の癒しを提供出来ます。


 しかしそこのあなた!わたしにシャンプーしてもらうか、それともいつもカットしてくれるスタイリストにシャンプーしてもらうか、どっちが嬉しい!……。


 愛か快楽か!ってさすがに方向性ズレてきたんでこの話はやめときましょう。


 冒頭に戻します。なぜシャンプー上手いとカットも上手いのか?


 これは「かゆい所に手が届く」……です。


 なんか上手い事言ったみたいになりましたが結局は「気遣い」なんですよ!シャンプーマンが偉そうに言ってるな、と思うでしょうが身近な美容師さんに聞いてみて下さい。

 

「シャンプー上手い人ってぇ〜カットも上手いのぉ?」→美容師さん「それは間違いないね!」

     

99%のスタイリストがこう答えるでしょう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る