第49話 馬花な女だった

馬花を繰り返して生きていく 84




ミコルEN


ミコルはハミルENをやはり我が物にしたかった。

2006年にハミルENを創設したのは自分との自負もあった。

しかし、ハミルENの人間と会い、話し、その想いは静まった。


彼等の存在に愛を感じた


手出しはしないことを誓った。


ハミルENの気の強そうな女ルルサと気が合いそうな気がした


ただ、ハミルENを奪い返そうとした本質の理由

彼女にとってそれだけは譲れない


想いがある


「目的を変更するわ」

「オウ」

「H sistersの2人」

「オウ」

「私の元へ」


H Sisters

姉のユーリ

あの時生んだ娘


情けをかけた

子を生んだ時に

ユメシャ

あのひとりぼっちの男に

娘を譲ってしまった

情けをかけてしまった


私は・

馬花な女だった


ユーリは4年生になっていた


10年、我慢した


ハミルENを奪いたかったのではなく

我が娘を奪還する


・・・・


ユーリには妹がいる

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