第3話

「ふむ...会場以外には色々と生き物が多いな」

檻の中

「笹ぁァ!」

「ギャァすギャァす」

「𓊪𓇋𓃭𓃭𓄿𓂋-𓏏𓍯-𓊪𓇋𓃭𓃭𓄿𓂋!」

「アギャッス」

「ねこです」

「けぇん」

「なんか混じってね?」


気のせいか?あとなんかスフィンクスみたいな体毛してる白猫居た気がしたのだが...


「お猫さん、そこには入ってはダメだよ、逃げ出したと思われちゃうぞ」

目の隈が濃いめちゃくちゃ濃い職員が隣の檻から出てくる

この職員もしかして前世パンダだったりする?

「職員....だよな?目の隈がすごいぞ寝てないんじゃないか?」

でかい猫は寝ないと目の周りが黒くなるって言うが、これは黒すぎでは?

と猫田は訝しんだ。

「あぁ、これなら大丈夫、体質だから」


「そうなのか...それはすまない、」


「気にしてないから良いんだ、みんなタヌキみたいだって言うけど、僕はタヌキじゃないポンにね」



ん?ポン?



「あ、大丈夫タヌよ、君のことは保健所の人には言わないポンから」



ん?こいつやっぱりタヌキデハ?




「あの、尻尾出てますよ」

本当は出てないけど、かまかけてみる


「え?出てないけ...ハッ...」


「た....た...タヌキじゃないです、たぬきです」


「結局タヌキじゃなぇか!?」


「やんのかやんのか!オラオラオラ!」

ステップステップ

やんのかステップ

クイックステップやんのかステップ


召喚の儀式!


「オマエ、ニク、タヌキ、ケガワ、シカのこ」


心失ってる化け物みたいなの出てきたわ

お帰りください、できれば今すぐにそのタヌキをどうにかするんだ!?

スフィンクスみたいに毛を全狩りすんぞ

「ひぃ!お助けえええええええぇえええええ」

ボフン

たぬき似の職員は黒い毛玉に変化して保健所を飛び出していく




「タヌキゲェト!」

門を超えたところで保健所職員に捕まってしまう


「タヌキー!?」



あば....よ....ガク


















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