人生の転機

@satogo

第1話

今の会社に就職して三年が経った。

月日が経つのは早いものだ。

そう感じるのは年をとったせいなのか。いや、それだけではない気がする。

いつも同じ時間に起き同じ時間に出社し同じ時間に帰宅する。

毎日同じことを繰り返していることで時が経つのが早く感じているかもしれない。

そんな毎日の中である日、上司から呼び出された。

「おーい、ちょっと来てくれ。」

上司のところに行き、声を出す。

「何か問題でもありましたか?」

「そうではないが、今まで使っていたプログラムを一部を改変することになってな、その業務にお前を担ってほしくてな。やってみるか?」

急な出来ことで少し驚いたし、戸惑ってもいた。

確かに今までのプログラムは少し使い勝手が悪い部分があった。

同僚にも愚痴をしたし、上司にも進言はしていた。

全然反応もなかったりと最近ではかなり諦めていた。

きっと誰かがやるだろうと。

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