第4話 4年前の約束(4月12日)

「4年前の事覚えてる?」と絵梨花ちゃんが私の背後から抱き着き始めた。

「ちょっと・・・ダメだよ笑」

「言わないと離してあげない♡」


それは私が小6の冬休みのクリスマスの事だった。

初めて貰った女装ファッションモデルネームである「美穂」と「絵梨花」という私たちの初めての女子としての初デートとしてイオンモール倉敷に行った時で、大人っぽい感じ、つまりJKになり切った時――。

「もっと大人になったらモデルさんが着てたウェディングドレスを着てみたい――」

12歳になったばかりの私たちはブライダルファッションモデルを楽しみたいと思ってたけど、その年では早すぎるんじゃないかなという感じだったので、その時はブライダルファッションショーを見ただけだったのはよく覚えている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る