第19話《手に入れる為に必要な痛み》
ウォル☆あら?そこがあの子のいい所でしょ?
伽月☆たくさんの人に優しさを注ぎすぎて最後はすり減ってしまわないか心配なんですよ。
ウォル☆あの子はああ見えて強いわ。さ、ツッキー次はセレネちゃんをよろしくね?私はユエちゃんを誑かしてくるから!!
伽月☆言い方が良くないです。誑かすなんて…では後ほど。あと…あんまり思いつめないでくださいね。これは私達がやらなくては行けない最後の儀式みたいなものなんですから…
ウォル☆…。そうね…
でも本当は少しだけ怖い。
何も知らないあの深い紫色の瞳に映ることが…私は君が思っているよりも、もっとずっと悪いんだよ。イタズラじゃ済まされないほどに…君を手に入れるために誰かの忘れた痛みを掘り返してるんだから……
伽月☆そうですね。私も泣かれるのはこりごりです。痛みを忘れていても思い出しても結局は泣かせてしまう。私は笑顔が1番見たいのに…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます