　今日は小さな希望を見た。

　好きなことを好きなだけ突き詰めていきたい。でも、そのためには勉強をしなければならない。

　どうしようもないから、いつもみたいに1人でどうにかするしかない。やらやきゃなんだ。逃げちゃダメなんだ。

　誰を頼るのが正解なのだろうか？　頼れる人が身近に1人も居ない。

　嘘に嘘を重ねて、閉まっている。開けないまま、1人で抱え込んでいる。

　＊　＊　＊

　少し夢を見た。

　太めのケーブルで輪を作り、天井からぶら下げる。ちょっと背伸びをして、身長が足りなくて。椅子を持ってきて、ぶら下がる。

　次第に、顔が膨張する感覚に陥る。まるで風船のように。呼吸が浅くなる、息が吸い込めなくなる。首が辛くなる。

　つい、手を首とケーブルの間に入れてしまう。輪から外れて、床に足が着いてしまった。

　これは夢だ。ただのわるいゆめ。

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