𐎢‎𓊆159録𓊇𐎽 乖離


「いやいや、CRY.STi⟬A⟭LLIZATION2期生が出た頃なんて、飽和時代真っ只中だったんだから………VTuber業界が全体的に下火になり始めていた頃の、私達が最後の花火を打ち上げたみたいになってたじゃん。私達の後に出てきた金盾VTuberって、アーカイブ追っていったら、1000年前くらいだったじゃん」


「てか、1000年前周期でVTuberの流行り廃りが起こるの…………改めて見てみると、星の一生みたいに思えるね」


「星は·························何億年って単位じゃない?」


「例えだよ」


「星の1000歳なんて、人間って言ったら受精卵よ」


「フハハハハ…………!!」


「ちょっ………もぉ…………ゆみりぃ〜」


「暴力的な陽キャって、普通に遠慮無くとんでもないことを平然と言うから、マジでその人格がこんにちわしている」


「配信の時だと、これが一番受けるけど、飽きを感じさせないために、人格をパパッと変えてみたりもする」


「多分、普通のVTuberは絶対に出来ない事だからこそ…………豐穣熾カレンというVTuberで売れたっていうよりも、絶対に"中村ゆみり"という人格の影響で売れてたんだよ。多分、普通に顔出しでYouTuberとかタレントやっても売れてたよ」


「いや………流石に人格障害抱えた状態で無闇に顔出し出来んよ。そもそも、自分の顔が嫌いだから、やるならガワがほしいって思ってたもん。カレンの側がほしいっていうわけじゃなぬて、最初は本当に「絵ならなんでもええわ」っていうくらいの気持ちでいたくらいよ」


「最初はそんなもんじゃないの?ガワに対しての愛着が最初からある人の方が珍しい」


「仕事道具だから、って考え方に最初はなってて…………徐々に相棒としての愛着が湧いていったようなもん」


「とか言いながらも、その相棒をゴリゴリに穢れさせていったのは本当に面白かった」


「それはさ…………あれじゃん?」


「アレじゃん、って何?」


「いかに数字出すのかが鍵になってくるんだから、そりゃ全力でやっていたら………結果としてそうなったんだよ」


「てか、CRY.STi⟬A⟭LLIZATION2期生から1000年の間に金盾VTuberが出てこなかったの………凄いよね。時代は繰り返すとは言っても、完全に無くなった訳では無いのに、第二次VTuberブームが行ったのが、1000年後って…………」


「その1000年後の今にようやく第三次が始まってきた頃かな?」


「ようやく金盾見えてきたくらいなのが2人居る[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]が大手って言われるくらいで、そこにゆみり達8期生が起爆剤になっているから……ようやく第三次VTuberブームが起きた感じがする」


「ホロライブ、にじさんじから生まれた第一次VTuberブームの終焉期に生まれた私達が、まさか2000年後までも愛されるとは思わなかったよ」


「今の時代、アイドルはアイドルっぽいことをすればいいっていう時代じゃないからね。ある意味、2000年先の未来を先取りしていたのがカレン………ゆみりの配信だったのかも」


「私は"存在感を出さないと売れない"っていう一心で色々とやってて、普通に「収益見込めないから、普通に事務所の正社員として営業やってる」という裏話までブッ込んだりしてた」


「別に、VTuberじゃなくても良くね?っていう配信スタイルのVTuberだからこそ、斬新さがあって人気なったんだよね」


「VTuberじゃなくて、顔出ししてないYouTuber…………女版コレコレって言われたりしてたわ」


「コレコレは顔出てるやん」


「VTuberの皮を被っている女版滝沢ガレソって言われてた。そこは滝沢カレンでええやんって」


「滝沢カレンって思い出したんだけど、あんなに天然キャラっぽい感じなのに、ちゃんと面白くて、そこにゴリゴリのボイパが出来るっていうのもあってクソ笑った記憶がある」


「普通に中丸君くらいに出来てるのが「えっ、マジで?」っていうので笑っちゃったもん」


「てか、普通にお前もやってたやん。KAT-TUNの歌ってみたで、Hell NOってヤツでラップ、ボイパ、それぞれのパート、ハモリまで全部やって、自分でMIXしたのを投稿してるくらいやん」


「····························································???」


「ミーシャが置いてけぼりにされてるな」


「かとぅーん?」


「私のソロカバーのヤツは知ってるでしょ?」


「あっ、始まりにフェケ⤴フェケ⤴ゴーチェー⤵って言ってるヤツか。それなら聞いたことある」


「F〇ck F〇ck ゴールドチェーンね」


「ファックって言ってたなのか」


「ふぁっきー!!」


「ゆみり、ここ店内だってことは忘れないでね?」


「ふ"あ゙っぎゅ"ー!!!!」


「汚ぇ声で汚ぇ事言うなし」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る