𐎢‎𓊆95録𓊇𐎽 DECEIVING of GLUTTONIY 〘☩〖SIX〗☩〙


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖ぁぁ………ぁあ゙····················!!?、!!がぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…………ぁぁぁ……〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]






____ミチミチミチミチ…………!!








「………………これで、死んだかな」


「ゆみり!!大丈夫!!」


「あっ、楓夏依」


「怪我とか無い!?」


「怪我はあるけど…………別に大した事じゃないよ」


「思い切り血を吐いたのが見えたし………1人で、やらせちゃったのは本当に…………」


「ごめん、何も出来なくて…………」


「私達も戦えばよかったね」


「美香と美咲も何も気にする事はないって」


「美香、美咲。私のゆみりだぞ」


「いやいや、そんなところで独占欲出されても」


「私のだから!!」


「あんまりデカい声出すと、変なのが来るかもしれないから…………気を付けてほしいんだけど…………?」


「あっ、すまんすまん」



死体となった化け物の上を登るように、楓夏依達が私のところにやってきた。楓夏依が2人よりも近い距離感で私の体を心配してくれた。


私への独占欲、こんな状況でも発動するものなんだなと感じている。私の体の心配くらいは良いのでは?


風邪を引いてダウンしているという日常レベルの事ではなくて、化け物に吹き飛ばされた衝撃で吐血をするという事態になっていたら、誰でも心配はしたくなるというもの。


誰でも………とは言えないのか。


私の場合は、こうして心配してくれる人達が居るから当たり前のように思ってしまっているだけか。


「戦場で死にかけて心配してくれる人が居ることが当たり前」なわけがない。戦場だったら、自分の命を心配することに精一杯になってしまって、周りの人間の事など気にする余裕が無いのが当たり前だ。


相手が例えどんなに大切な存在であろうと、大抵の人間は我が身可愛さに他人を見捨てることが出来る。


どんな関係性であれ、他人を本気で心配出来る人間は圧倒的少数派に属する。自分の事を本気で大切に思ってくれる人がいるならば………その人の事を全力で想って、その人に危険が迫れば全身全霊で守り抜く。


そう考え続けて、実際に行動した結果が今という状況を生み出した。



人間という生き物は随分と面倒臭い作りになっているようで………反吐が出る程に自分中心で考えるように出来ているくせに、自分のためよりも他人のために動く方が力が出るようになっているという不思議な構造。


今にも死ぬという状況以外で、人間が本気で動ける時は他人のためという………なかなかに皮肉な知的生命体だよ。






___ズズズズ………









[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖はぁ………かふっ………!!!!あぁ………〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「コイツ………まだ生きてるのか」



驚いた。


ピクリとも動かずに、生気も感じられるわけでもなかったので、てっきり死んだものかと思っていた。


全身も私の魔法によって潰されて………私が繰り出した、拷問器具の名を背負った檻の中に閉じ込めて、その檻を圧縮させた力によって全身を鉄格子で潰すというもの。


自分でも惨い殺し方だとは思うが、確実に殺すということを踏まえると………どうしても、こういった方法を取らざるを得なくなってしまうのだ。



なので、絶対に死ぬはずの…………一切の情けも掛けずに行った一撃で、まだ息があるのは正直引いている。


ただ、もう···············尽きかけている命であることには変わりはないか。



[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖ほ、豐穣熾カレン………僅か………2ヶ月ほどで、これほどの"魔術"も使うとは………それに、無意識なのか意識的なのかは知らないけど………同時に別の"異能"までも併せて発現させているなんて……………僕達の事を、化け物呼ばわりしているようだけど····················果たして、本当の化け物は………どっちなのかな?って思うよ………〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「化け物相手にしているのに、人間辞めないでどうしろって言うんですか」


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖確かに·························その通りの、返答だね………〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「こいつ、さっさとトドメを刺しておいた方がいいんじゃない?」


「いいよ、楓夏依。最期くらいは好きに話させてみよう。どーせ、死にかけてて私達にやり返すことすらも出来ないくらいなんだから」


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖要らない優しさのお礼に教えてあげるよ……………〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「なんでしょう………」





























[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖ここまでの戦い……そして、これから先の····················ここでの戦いは全て···············この世界に、魔術を通して……あらゆる世界に配信されてるから〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]

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