彼女は異なもの味なもの。*帰ってきちゃった*
猫野 尻尾
第1話:神も仏もあるもんか。
不本意な部分を修正しての再編集、再投稿です。
最初のうちはあまり内容に変わりはありませんが、途中からぼちぼち
変わって来ると思います。
「あんたまた、しなびたナスみたいに玄関に座り込んで・・・」
「しっかりしなさいよ、学校休んじゃダメよ」
「わ〜ってるよ・・・でもやる気出ねえんだ・・・」
「金玉ついてるんでしょうが・・・男のくせに情けない」
「姉ちゃんには俺の気持ちなんて分かんねえんだよ」
「なんだと?」
「姉ちゃんは彼氏もいないし、好きな人に死なれたことないだろ」
「バカかおまえは・・・いつまでも亡くなった子の悲しみに囚われやがって」
「ヘタレ、まじで女々しいわ」
そう言われて俺の頭の中でゴールデンボンバーが歌ってた。
俺の名前は「
姉ちゃんの名前は「
俺と姉ちゃんは六つ歳が離れてる。
だから、面倒かけっぱなし・・・まるで俺の母親みたいなもの。
俺は姉ちゃんが就職したことを気に、姉ちゃんに頼って上京した。
だから今は都心から離れた賃貸マンションで姉ちゃんと二人暮らし。
なんで俺が朝からヘタレになって姉ちゃんから
言うとだな・・・
俺の同級生の彼女「恋人」が、自分ちの風呂場で石鹸ふんずけてすべった拍子に
後ろにずっこけて頭打ってあっけなくあの世に行っちゃったんだ。
俺から大事な子を奪いやがって・・・神も仏もあるもんか・・・。
彼女の名前は「
めちゃ可愛い女子高生・・・だったんだ。
実は俺は高校に入学した時、一目で好きになったのが
でも好きだって告る勇気が持てなくて、一年某に振った。
彼女から「ごめんちゃい」って言われるのが怖かったんだ。
そんなことになったら
瑠奈はどっちかって言うと、おっとりした性格でのんびり屋、物事に深く拘らない
タイプ、ポジティブ、ノー天気、天然、ちょくちょくボケをかます。
俺はそういう子が、まじタイプだった、
俺がどっちかって言うと神経質なほうだからタル〜い子のほうが癒されるんだ。
そんな折、瑠奈の一番仲のいい「
来て 瑠奈が「話があるから屋上に来て」って言ってるからって伝えに来た。
瑠奈が?・・・俺に?何の用?・・・俺、彼女になにかしたか?・・・。
俺がドキドキで屋上へ行くと先に瑠奈が来てて俺に気づくと笑顔で ペコって
お辞儀した。
すこし離れたところから見る彼女の立ち姿。
風になびく長い髪・・・眩しすぎる笑顔・・・揺れるスカート。
それが俺の目の中で切り取った彼女の完璧なベストショット。
なんて初々しくて可憐なんだ。
「ごめんね、
「ああ・・・別にいいよ・・・なに?俺に用って?」
とぅ〜び〜こんて乳。
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