第22話 リンフォン

 今回はとある呪物について語ってみようと思います。それはリンフォンと呼ばれているものです。


 リンフォンは正二十面体の立体パズルだと言われています。クマからタカ、そして魚の形へと変形させることができるそうで、その様子をイラスト図解付きで説明してくれる説明書、というか紙がついてくることもあるそうです。紙には『RINFONE』と書かれていたりするそうです。なんだかオシャレですね。


 このリンフォン、変形させていくと不吉なことが起こるようです。もしかすると、変形させなくても持っているだけで、悪いことが起こるのかもしれません。それくらい、この呪物には強力な力が宿っているのです。僕は絶対にこの呪物を持ちたくはありません。


 リンフォンを変形させると、次のような異変が起こると言われています。

【三十秒感覚ほどで何度も電話が来る】

【電話に出ても、ザワザワと大勢の声のようなものが聞こえて、すぐに切れる】

【着信を見ると、彼方と表示される】

 いやあ、なんだか不気味ですねえ。


 他にも不気味な夢を見るとか言われますが、この呪物、地獄を縮小させたもの、地獄の入り口、などとも言われます。先ほど僕は『RINFONE』と表記しました。この文字を並べ変えると『INFERNO』と読むことができるのです。INFERNO……いんふぇるの……インフェルノ……つまりリンフォンとはインフェルノのアナグラムだったんだよー!


 はい、某漫画の真似をしたところで、ここからはリンフォンという呪物について、僕なりに思うことを話していこうかと思います。真面目に、真面目にね。


 リンフォンというものは地獄への入り口なのだと言われます。これは異界への入り口だとも受けとることもでき、彼方という異界との交信機なのかもしれません。リンフォンが出てくる話の中で、不吉なことは起こりますが、人が死んだりということは、ありませんでした。話の中では良くないもの、と語られてはいましたが、もしかすると正しい使い方が存在するのかも。そう思うとワクワクしませんか?

 しませんか……そうですか。


 僕が思うに、リンフォンはウィジャボードとか、こっくりさんに近いものなのではないかと思います。異界、あるいは地獄と交信をするための交信機。そう思うと、リンフォンが立体パズルのように形を変えられるのは、ラジオのアンテナを伸ばすみたいに、彼方からの波? を受けとるために必要なことなのかもしれません。なんてね。


 今回、後半は全て僕の妄想です。信じるか信じないかは、話し半分くらいでお願いします。

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