第13章 ミトコンドリアと葉緑体でのエネルギー生産

第45話 ミトコンドリアと酸化的リン酸化

 ミトコンドリアの構造、所在場所は絶えず変化しており、ミトコンドリアには外膜、内膜および2つの内部区画があり、ATP生産に必要な高エネルギー電子はクエン酸回路で作り出され、電子の移動はプロトンのしくみと共役し、電子はミトコンドリア内膜にある3種の大型の酵素複合体を介して受け渡され、プロトンくみ出しによりミトコンドリア内膜をはさんで、急な電気化学的プロトン勾配が生じ、ATP合成酵素は電気化学的プロトン勾配に蓄えられたエネルギーを使ってATPを生産し、電気化学的プロトン勾配はミトコンドリア内膜を通過する輸送も駆動し、ミトコンドリアでの迅速なADPからATPへの変換が細胞内のADP:ATP比を高い値に維持しており、呼吸は極めて効率が良いといえます。

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