2024/7/22 雨女

#文披31題 雨女


暗い街、再び雨が降り始める。

ビニール傘を買って再び歩く。


鞄の手紙、廃校の下駄箱、つい数日前のことなのに、遠いところに来てしまった。

染みだらけの手紙には、雨女と宛名が浮かび上がっていた。


今なら誰かに届くかもしれない。

俺はポストに投函した。

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