第8話 まさかの仲間割れ!?

 はぁ。

昨日のラインのやり取りがいまだに心の中にずっしり重く残っている。

 さぁ!気持ちを切り替えて、和香ちゃんと椎ちゃん達といつもの待ち合わせの公園に早く行こ!

 そんなことを思いながら行ってみると、二人の姿画見えて、ワンパンマンさんと何か話しているな〜。

 んっ!!!!

 なんで、ワンパンマンさんがいるの!?ワケワカメなんですけど!?

 急いで、3人のもとへ駆けつけて行くと…

 「うちらの真奈になんで気安く寄ってんのよ!」

と、怒りを爆発させた和香ちゃんがいるよ〜!

 「いや〜。なんとなく引っかかりやすいと思って〜。」

 はぁ!なんなのそれ!私、そんなしょうもないことに付き合わされてたの!

 私が、そっとワンパンマンさんの後ろに行って背負い投げをしてやった。

 あっ!みんなは、私が柔道していることを紹介していなかったよね!実は、全国大会に行ったりして結構強いんだよね。

 あっ!そんなことを紹介していたらムクッとワンパンマンさんが起き上がった。

 「いきなりどうしたんだい?」

となんなの?という感じのとぼけた顔を見せてきた。

「いや!さっきの話聞こえたんだけど、どういう意味!」 

と私がグイッと顔を近づけて怒り狂っていると

「じゃあね〜☆」なんて、言って走り去ってしまった…

「ダッサ。なんなのアレ?」と笑いながら椎ちゃんが笑い飛ばしている。

「だから、あんなやつ先生に言ったほうがいいて言ったじゃん…」

と、珍しく元気がないように和香ちゃんが言ってきた。

 「今は、そんなこと関係ないでしょ!」とすかさず、椎ちゃんが反撃する。

「ごめん…」と私が謝ると、和香ちゃんが苛立ったように「もういい!」と言ってどっかに言ってしまった…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る