転生につき(ペット(神獣)探し)

蓮の花

第1話 動物と俺と神様

ピピッピピッ

【早朝 】

?「ワンッ」

零斗「ん〜もう少し寝かせて〜」

少しの間静かになった。

遠くから音が聞こえる。

(ドドドドッ)

(バンッ)

音と同時にお腹辺りに強い衝撃が走った。

零斗「うっ」

?(ワンッワンッ!!)

零斗「わかった起きるよ〜レオル〜」

レオル(ワンッワンッ)

レオルの体毛をくしゃくしゃに撫で回してからペット達が過ごす人工ドームに向かった。

(ガラガラ〜)

零斗「おはようみんな〜!」

挨拶と同時に色んな動物達が零斗に群がってきた。

零斗「朝はやっぱりこれだわ」

動物達に癒されていると、

?「零斗様学校の時間でございます。」

零斗「はいはーい今行くよ〜」

行こうとすると動物達も着いてこようとしたが

レオルが収めてくれた。

零斗「じゃあみんな行ってくるよ!帰ってきたらまた遊ぼう!」

動物達の視線と鳴き声を後に学校へ迎った。

零斗「あぁ〜早く学校終わんないかな〜」

先生「零斗はまた動物のこと考えてるな?」

いつの間にか先生が後ろにたっていた。

教科書で頭を軽く叩かれ周りは少し笑った。

零斗「すいません、、、」

放課後

友達「零斗〜帰りどっか行こうぜ〜」

零斗「すまん!今日早く帰って動物の手入れしたいんだ!」

友達「相変わらずの動物愛だな、、、ならまた今度遊ぼうぜ!」

零斗「了解!それじゃあな!」

急いで帰る準備をした。

零斗(あ〜早く帰りたい)

準備が終わるとすぐに学校を後にした。

走って帰っていると、、、

零斗(信号もう変わりそうだけど走ったらいけるか)

青信号のうちに渡れそうだった

渡っていると、、、

(キィィィィイイイ)

トラックが突っ込んできた。

零斗「うわっ!」

(ドンッ)

零斗(やばい轢かれた、、、起き上がれない、、)

零斗(意識が、、、帰ったらレオルにブラシかけてあげる約束なのに、、、)

(プツンッ)


?(零斗よ、、、)

零斗(なんか声が聞こえる、、、)

?(獅子山 零斗よ!)

零斗(なんだようるさいな、、、)

?(うるさいとはなんだ!さっさと起きぬか!)

怒鳴り声と共に叩き起された気分だ。

零斗(あれ?俺死んだんじゃ?)

目の前には白い老人が宙に浮いていた。

?(そうだ、おぬしはトラックに轢かれて死んだ。)

零斗(なんで俺の心の声が、、?)

?(我は神でここは輪廻の世界だから心の声ぐらい聞こえるわ)

零斗(神様?本当にいたんだ、、、)

ゼルノ(我は生命と輪廻の神ゼルノ、此度は生命を重んじるお主に祝福を与えるためにここに呼んだのじゃ)

零斗(祝福?死んだ後に貰っても、、、)

ゼルノ(まぁ、話を聞け。今からお主には2つの選択肢をやろう。1つ目はこのまま天国に行く、2つの目は異世界に生まれ直して新たな人生を歩む、ちなみに2つ目を選んだ場合我の祝福を与えよう。)

零斗「ラノベによくある転生ってやつか、、」

零斗「転生もいいけど生き返らしてくれたりはダメかな?」

ゼルノ「1度死んだものは生き返らせる事は出来ん、そんなに生き返りたい理由でもあるのか?」

零斗は深く頷いた。

零斗「帰ったらあいつらの手入れするって約束したんだよ。」

思い返すと涙が出てきた。

それを見ると神様は申し訳なさそうに

ゼルノ「すまぬな、、それでも出来ぬ、、」

そう言った後に言葉を続けた

ゼルノ「だが、転生を選んだら我の祝福を与えるきっといい結果になるじゃろう、、」

そう言って頭を撫でてくれた。

零斗は涙を拭いながら決心した。

零斗「なら転生してまた家族を作るよ!でも最後にお願いがある!」

ゼルノ「なんじゃ?」

零斗「俺のペット達が俺のいなくなった後でも幸せに過ごせるようにして欲しい。」

ゼルノ「安心せいそれぐらいの事ならしてやろう」

零斗は深く頭を下げた。

ゼルノ「それでは転生させるぞ」

そう言うと神様は零斗の頭に触れたちまち周りは光に囲まれた。

零斗「うわっ」

ゼルノ「零斗に祝福あれ!」






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