第2話 目覚め(1)
全身にしつこく纏わりつく痛みと不快感を感じながら、どうしようもできず意識を失ったはずの俺はある日、突然の音と揺れにより目が覚めた。
"ズゥン、ゴワンゴワンゴワン〜"
"ズゥン、ゴワンゴワンゴワン〜"
それは規模としては小さい揺れなのかそこまで大きな揺れではない、しかしその揺れは自身の身体に響くようにして伝ってくる。
(なんだ、これは)
そう思い目を開けると暗かった、実際はわからないが周辺はただただ暗く何もない場所のようように感じた。
光が一切ない空間で何も見えず音も体内に響く振動の感覚を除いてはは何も聞こえない、匂いや味といったものも何もない無の空間が広がっている。
美 非常自体に多少の異変を感じてはいるものの疲れているからなのか強烈な眠気が自身襲う。
考えるのか億劫になるほどの眠気を感じ、面倒な思考はすぐさま放棄、自身に襲いかかる眠気に素直に従い自身の意識を放棄して深い深い眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます