監禁ダンジョンマスター!〜ダンジョンから出れない俺だけど眷属使って頑張ります!〜
スパルタンEX
ダンジョンと最初の眷属
夢かと思ったら現実でした!
「やっと目が覚めたか。……ってなんだここは!」
俺は目が覚めるとまだ何も無い新しい俺の家にいたのだった。
話は少し前に戻る。
――――――――――――――――――――
「おお、死んでしまうとは情けない。」
目が覚めると目の前に知らない人がいた。
「なんです?急に。」
「残念なことですが貴方は地球、つまり前世では既に亡くなってしまいました。」
「は?俺はそんな記憶なんてないぞ!」
「記憶がなくとも亡くなったのは事実です。それに、あのような生活をしていれば遅かれ早かれ亡くなっていましたよ。」
いきなり目の前に現れたと思ったらなんだこの女。失礼な奴だ。
「奴とは何ですか奴とは。」
え、心が…読めるだと!
「当たり前です。なんてったって私は女神なんですから人間の心など読めるに決まっているでしょう。」
ははーん。さてはこれ夢だな。だから考えてることが分かるみたいな感じになってるわけか。
「はぁ…もうそれでいいです。夢だと思ってくれた方が話が進めやすいですし…」
「おう。んで女神様は俺に何が言いたいんだ。」
「あなたには新しい世界でダンジョンマスターになってもらいたいのです。」
「お、最近流行りの異世界転生系か!」
「まぁそのようなものと考えてくれれば結構です。ただし、貴方には制約をつけさせてもらいます。」
「鎖か?」
「んなわけないでしょ!……ゴホンそういうのではなく貴方にピッタリの制約です。それは自分のダンジョンから外に出ることは出来ないというものです。」
「それがどうして俺にピッタリなんだよ。」
「だって貴方は引きこもりの不摂生じゃないですか。」
なんて失礼な!自分の夢なんだから自宅警備員と言いなさい!
「そんな大層なものじゃないでしょうに。」
「とにかくやってもらいたいことはわかったが何をすりゃいいんだ。」
「ダンジョンというのは侵入者を撃退したり眷属に加えるとダンジョンポイント(DP)というのが貯まります。そしてそれを私に一定量提供して欲しいのです。」
ふむ。俺の好みの仕組みだな。
「残りのDPで自分のダンジョンを好きにいじくったりも出来るのでまさにあなたにぴったりだと思うのですがどうですか?」
楽しそうだな。さすが俺。俺の事をわかってるじゃないか。
どうせ夢なんだし行ける所まで行っちゃわないとな!
「もちろんやるに決まってるぜ!」
「良かった。では早速新たな世界に転移させます。詳しいことはその都度教えますのでとにかく頑張ってくださいね。」
「あ、そうだ!何かチート能力が欲しいんだけど!」
「チートですか…。それは無理ですがせっかくなので【指揮】を付与しときます。これがあれば多少は言うことが聞きやすくなると思いますので。」
なんか微妙そうな能力だな。まぁないよりはマシだってことなのかね。
「では頑張ってください。」
え、おい!ちょっと待ってくれ!これからって時になんか目が覚めそうなんですけど!
――――――――――――――――――――
ということがあり現在に至る。
なんと夢だと思っていたものが夢じゃなかったのだ。
夢じゃないなら最初に言ってくれたら良かったのにな。
(言いましたよ!)
うぉっ!なんか頭に響いてくるぞ!
(今から約1週間後に貴方のダンジョンは世界に解き放たれます。それまではこういった形であなたをサポートするので何としてもやり方を覚えてくださいね!
これは夢じゃありませんから!)
もちろんやるに決まってらァ。まだ夢じゃないことに驚いてはいるけど話は聞いてたし混乱はさほどしてないしな。
(ではまず心の中で『オプション』と念じてください。そうすると現在のダンジョンの情報が出てきます。)
早速やるか。オプション!
「
《無名のダンジョン》
ダンジョンマスター:Nodata
ダンジョンレベル:1
DP:10000
階層:1
眷属:なし
魔物:なし 」
色々出てきたな。
(無事出せたようですね。ではまず軽く説明をしていきます。
無名のダンジョンとはまだ名前がついていないダンジョンです。ダンジョンが解放されてから外の人たちが付け、広まった名前がこのダンジョンの名前となります。
ダンジョンマスターのところについてはもう少ししたらあなたの名前が反映されると思うのでいじらなくて平気です。
ダンジョンレベルというのはダンジョンの魔物が増えたりあなたのレベルが上がったり眷属を増やしたりすると上がっていきます。レベルが上がるとダンジョンの階層とかも増やせるので上げて損は無いはずです。
DPはその名の通りダンジョンで使えるポイントのことです。ダンジョンの魔物を買ったり施設や罠などを買ったりすることが出来ます。貯め方は様々ありますが主に侵入者の撃退などです。毎月一定量回収しますので計画的にお使いくださいね。)
なるほど。思ったよりも簡単だな〜。これならあまり混乱せずに出来そうだ。
(とりあえずダンジョンについてはこんな感じです。次はあなたについての説明をさせていただきますね。『ステータス』と念じてみてください。)
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良ければ星一でもいいので評価してもらえるとモチベに繋がるのでお願いします。
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