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第18話 ミスの対応策への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
「熟練してきても「おごり」が生まれてしまうと……」
もしかすると、これが一番たちが悪いのかもしれませんね。「おごり」は自省を忘れさせ、他人の忠告も跳ね返してしまいます。ミスを犯してしまったときの、「まずきちんと謝罪する」も頭からすっかり消し去ってしまいます。初心忘るべからずが重く響いてきます。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 いつも丁寧なコメントをいただき感謝しております。熟練してきておこる「おごり」は、ミスラ君の”欲”とは異なるようですが、ミスが起こりやすいもののようで、研究課題の一つです。”管理者の持っている支配欲”に近いのかもしれませんが、奥が深そうです。
第17話 処理限界越えへの応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
第17話はタイトルからしてもう不穏ですね。
いやいや、初心者や外国人労働者(を低く見るわけではないですが)に、ある作業中に別の作業、それもおばあちゃんの知恵袋みたいな面白いものを教えては駄目ですね。夢中になっちゃいますよ。それは教える側に問題があるのではないでしょうか。
「こんなロボットのような単純作業もできないことに気付いて自己嫌悪に陥り」とありますが、いつまでも続く単純作業を無難にこなすのはかなり難しいです。ここは根性論で押し通すのではなく、何らかの技術を投入すべきところだと思います。
なかなか苦しい話が続くなあと思いながら読みましたが、最後に救われました。新人や外国人が処理実験デモに目を輝かせ、やってみたいと思ってくれるのは嬉しいですね。会社の上層部では、こうはいきません。やはり若手や新人のうちにモラル教育を絡めた技術伝達をしておくことは重要ですね。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、いつもながら、素敵で詳細なコメント頂きありがとうございます。ロボットのような単純作業は、昔の熟練者は、踊りの手裁きを思わせる一定の美しいリズムでその作業の最中に不良品をはじき出し、ほれぼれと見とれるような流れでした。コロナ禍後、この1,2年、めっき工場数は激減の一途を辿り、東京では最盛期の1/5を切ろうとしています。そのため、単純作業もまばらな作業に代わって、他のことを考える余裕ができてしまっているようです。過去に培った技術継承がどうやったら面白く伝えられるか、途中に知恵袋を入れるとそっちに気を取られてしまい、難しいテーマとなりました。
第16話 処理対決への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
順応型会社、「魔術」のような処理法をうさん臭い目をしながら聞いていちゃ、駄目ですね。いくら「魔術」とはいえ、あなたが目くらまされてどうするの、と。化学者の端くれであれば、自分で処理法を発案できずとも、目の前で魔術を披露されたら、ぴんと来てもらいたいものです。せめて目を輝かせて食いついてもらいたいなあ。やっぱり、異世界だけでなく、この世界も動かすものは金(かね)なんですかね。
「ちなみに、重金属イオン濃度が1 g/L程度以上高濃度の液を廃水と呼び、それより低いものを排水と使い分けて呼んでいます」
これは存じ上げませんでした! 各種重金属のトータル濃度としてですか?
作者からの返信
佐藤宇佳子様 コメントいつもありがたく拝読させていただいております。
金の力は偉大のようで、魔術を見ても、大きいところほど決裁して実施するまでに半年以上かかります。盆暮れの付け届けを享受していた部署とそうでないところとの会議対決が延々と続くこともあるようです。
「重金属イオン濃度が1 g/L程度以上高濃度の液を廃水」とは濃厚廃水で、金属の種類に依らず、トータルの重金属の濃度が0.5~1g/l以上になると凝集沈殿処理しても上澄が少なくなるため、固液分離が不十分になりやすく漏洩しやすいためです。
廃水の字は50年以上前の本では癈水と「ヤマイダレ」を使っているものがありました。濃度が高いと処理に費用が掛かるため、病を患っているようなものを言い当てていたようです。
排水は総じて水洗水のように薄いものを、廃水は回収液、老廃液など濃厚なものを呼んでいます。佐藤様のように排水と廃水の違いに関心を示してくれない最近の若者には、疑問も抱かない人が多いのが気掛かりです。
第15話 会社の予測への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
「昔ながらの上意下達式の命令系統を持つ順応型のところと、創造的な臨機応変の対応力を持っている創造型とでは、対応力が大きく異なります」
難しいところですね。「昔ながらの会社」も、昔ならそれが有効だったからそうなったはずなのに……。人間であれ会社であれ、常に現状を見て変わっていかねば、取り残されていくということですね。
この順応型の会社の場合、排水処理のアドバイスをするのに会社内部の事情まで踏み込んでひとつひとつ教えてあげねばならないとは。体だけが肥大してしまった赤ちゃんのようで、痛ましくすら思えます。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 コメント大変うれしく拝読させていただいてます。昔ながらの上意下達式の会社では、自動車の検定問題や薬剤会社の管理など、ニュースなどで報じられているように、末端が問題を提示しても、上が取り上げないので、逆に、上からの新たな、めんどうな命令をその場限りで回避する習慣がついているようです。下請けのめっき工場も同様で困ったものです。
第14話 好物への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
大魔王「ゴースト」は貢物に弱いのですね。おいしそうなものを貢がれれば、ほいほいとついてきてくれるのなら、割と御しやすいように思えました。実際のところ、どの貢物をどれくらい貢ぐべきなのかを見極める高度なテクニックや経験が必要なのでしょうけれど。
何を貢いでも見向きもしないやつ、あるいは、ただひとつのものにのみ固執するやつがいると、ちょいとやっかいですね。
「異世界で妖怪の魔力に打ち勝つには予測して対決する気力と魔術が欠かせません」
この気力を保つのがなかなか大変そうです。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 拙作に丁寧なコメントをいただき、いつもながら大変感謝しております。大魔王に貢物を与えて、好みがありましたので一番好みのものを1/10に少なくしても好み、変身手榴弾と投網ゾルでへばりつかせることができました。教科書にない魔法のような方法なので、どうなることか、楽しみがあるため、気力が湧くようです。
第13話 極道系薬剤への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
「その成分はSDS(安全データシート)には企業秘密で記載されていません」
仕方ないこととはいえ、この「企業秘密」という錦の旗には泣かされますね。分析の都合上、絶対に入っていてもらいたくない成分がある場合、使える薬品を探し出すのに苦労しますが、何とか見つけ出した試薬にこの旗が振りかざされると、本当に困ります。
善良な王様が大魔王ゴーストに生まれ変わる様子を拝見するに、かつてないほど素晴らしい能力を有するものほど、手のつけようのない暴君になりえるのだということが分かりますね。当然のことなのかもしれませんが、この両面性は悩ましい問題だなあと感じます。常にイタチごっこですね。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 いつもながら鋭いコメントありがとうございます。佐藤様のような、文章表現力のある方が、まさかSDSをご存じとは驚きです。実は、その手のSDSの作り方でめっきの防錆剤や脱脂剤を販売してきました。どこかの国の政治家に睨まれたら夜道が歩けなくなるような話も聞きますので、王様の裏の顔は大体こんなもののようで困ったものです。
第11話 諦めの悪い錬金術師への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
一般的にぶちのめすのが困難と言われている反逆者や悪役たち、いったいどうやってご退場願うのか、そもそも良い手段などあるのだろうか、とどきどきしながら見ておりました。
「電荷の弱いものが多いことに気付きました」
「ファンデルワールス力を使うことを思い付きました」
ほほう、なるほど。押してだめなら引いてみろ的な発想の転換ですね。そこに目をつければ、それを実現させる技術として、マイクロカプセルへと目が向くのはわかります。いえ、もちろん具体的なところまではわからないのですけど。
新たな手段を考え出すための考え方の一例を学ばせていただいた気分です。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 拙文をご笑覧いただき感謝しております。ご感想の「ぶちのめすのが困難...ご退場願うのか」といった視点と表現に感服いたしました。
誰もやっていないのでやってみたら、いろいろな相手に対応できたのがほんとのところです。なにしろ、どこにも書いてなかった方法ですから。
第10話 処理設備会社への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
「「反逆イオン」や「悪役」オルガやアンモなどの「政府規制」に対処できる「魔術薬」は販売されていません」
「政府は「暫定基準」として、ほう素、ふっ素、亜鉛など緩い基準にしています」
ほう、そうなのですね。たしかに、規制というものは、ほとんどの「錬金術掃除人」が守れる方法が確立されてこそ意味を持つものでしょう。ただ、めっき製品を作るための「貴族用薬剤」は大手を振って売られ利用されているのに、当然出てくる異世界への流出液をきっちり成仏させてあげられない現状は片手落ちというか、恥ずかしいことこの上ないですね。
当方、少量とはいえ排液を出す側です。みんな、排液処理を依頼した後のことはあまり考えていないのですが、そんな意識ではいけないなと感じます。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 嘆かわしい現状を知っていただけることに感謝しております。今日も処理に挑戦しておりますが、一緒にやっている口の悪い人から、”絶滅危惧種”と言われながらやっています。
第8話 錬金術掃除人への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
異世界の「社長」も「工場長」も、なかなかのワルじゃないですか。いやあ、現実世界ではそんな非道な社長や工場長はいないですよねえ、ええ、まさかね (^^;)
何でしょうね、こういう会社内の負の連鎖を断ち切るのは、排水処理の適切化よりはるかに面倒な気がします。悪役令嬢たちより、転生ヨタのほうが救いようのない悪役ですね。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 ご指摘ありがとうございました。
現役時代は、中小企業のめっき工場では大体こんな状態でした。
そのため、高度成長時期の企業数に比べて1/3~1/4に減少してしまいました。今でも、不勉強で排水処理に無駄な費用を掛けているところが少なくありません。日本の技術が衰退する訳です。
第7話 呪われた排水への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
「呪われた排水」って、そのままホラー小説のタイトルになりそうですね。
ごちゃごちゃにいろんなものが混合された排液の処理って、大学に入って最初にやった学生実験「分析化学実験」の「定性分析」を思い出させます。銀、鉛と、沈殿で落としやすいものから分離して同定していき、最後に何であろうと屈しなかった(沈殿しなかった)ものを炎色反応で検出する、と。
ただ、この排液という魔界には有害な陽イオンだけじゃなく、除去すべき陰イオン、溶存有機物、コロイド、懸濁物なども混在するんですよね? よほどの経験を積んだ勇者でないと、あっという闇落ちさせられそうです。
作者からの返信
佐藤宇佳子様 ご笑覧ありがとうございます。さすがに、佐藤様の視点は分析化学の過去事例との比較など多彩で、文才のある人の組み立て方など大変勉強になります。ホラー小説のように組み立てて行くと、自分を見失って処理できなくなってしまうレベルですが、この後、処理をあきらめずに挑戦していきますので、引き続きご笑覧頂いただければ幸いです。
第6話 排水の魔物への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
なるほど、SDSに記載する必要ないような「安全」な物質でも、雑多な化学薬品の混合体である排水を処理する段になると、一転、無害なのに作業の邪魔をするかまってちゃんになってしまうのですね。比色分析でも、純水ベースで考案されたものは海水ベースの試料にそのままは使えない、あるいはまったく使えないことがあり、頭を抱えることがありました。
「めっき液には固定資産税がかかる」これは存じ上げませんでした。そうなのですね。そんな身分あるものが排水へと落ちぶれた途端、なまじただよう金のにおいに、悪役どもが群がり、処理作業を妨害してくる……。だんだん光景が見えてきました。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様 拙文をご笑覧いただきありがとうございます。化学分析経験者ならではの視点をいただき感謝しております。おっしゃられる通り、排水の混合物の判別には比色分析で培った工夫が役に立っています。処理は、本来、薬剤会社が処理方法を提供して商品とすべきところ、焼却処分以外、薄まった液の処理方法に対策がなく、技術の衰退は嘆かわしい限りです。
第4話 わき役への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
古い装置を動かすのはてこずりますね。金属は腐食し、ゴム類は腐り、磨いて交換したところで、私なら、電源を入れて良いものか、途方にくれます。電源ケーブル等の適切な交換も必要でしょうから、電気に詳しくないと稼働させられそうにありません。
回転系は特に怖いです。回転軸が固まり、力任せに揺さぶり続けてようやくガリガリいうようになったレベルのものを、よくまあ復活させられたものだなあと。真空ポンプほどの高回転ではないのでしょうが、それでも怖いなあと思ってしまいます。
ところで、その古いめっき自動ラインは黒い有機系接着剤を塗った状態で使われていたのでしょうか? それとも、移設後に接着剤塗布されてから初めての建浴だったのでしょうか?
しばしば怖いなあと思うのは、化学の単発的な知識があっても、それがなかなか行動前の思考のネットワークに取り込めないことですね。めっき液および有機系接着剤の組成を知っていたとしても、このふたつを混ぜると有機物が溶出してめっき液を汚すかもと考えずに塗布してしまう。そういうことが自分にもままあり、まったくもって他人事とは思えません。気を引き締めねば。
作者からの返信
佐藤様 細部に至るまでコメントを頂ける機会は佐藤様が初めてで、大変うれしく思います。
従来、実験棟で使っていた古い装置を、作業棟に移設したときに、移設引受会社が槽をぶつけてひび割れした内張りを修復したもので、移設後初めて使うことになったものでした。
最近も、顧問している会社で、テフロンチューブを信用してアルカリ送液ポンプに接続して使っていたところ液漏れが起こり、原因を調べるとテフロンに穴が開いており、その小穴にインクを入れると天然セルロース特有の細胞のねじれが顕微鏡で確認できました。テフロンは中国製でした。
過去には、塗料原料やプラスチック原料の静電気が不純物を巻き込んで起こるトラブルが我国でも多発していました。その点、当時も米国製は値段は高くても静電防止策をしたものが売られており、トラブル発生がなくて技術力のレベルを思い知らされました。
第3話 ミニチュア分析への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
いやあ、本当に分析化学って魔術ですね。慣れてしまうとそういう新鮮な驚きを忘れてしまうのですが、この話を読むうちに学生のころを思い出してきました。
自分の扱う試料の濃度の変動域をきちんと把握して、それに即した扱いをしないと駄目ですよね。分析作業の先は長いのですから、不適切な慎重さは、また令嬢を呼び寄せる原因になるばかり。
ミニチュアスケールの問題点のひとつに、試料の不均一さがあると思います。液体は固体に比べればまだ均一になりやすいとはいえ、実験室できれいなガラスビーカーの中に入れてよく撹拌した試料から採水するのと、汚い経路を流れてきて排水タンクに溜まった水から取るのとは、不均一さのリスクが違うような気がします。
もちろん、それに関しても、あらかじめ濃度に影響を及ぼす因子を想定し、数か所で数回にわたって変動幅を調べておけば、微量化を適用できるかどうかはわかるのでしょう。
作者からの返信
佐藤様 しっかり読んでいただき大変うれしく思っています。おっしゃれる通り、集中時間を短時間で終わらせるとミスは減りますが、少量にすることでの誤差は大きくなります。
時間ごとに繰り返し測定したことがあります。
もともと、工場作業は一定でないため、作業で出てくる原水は、大きいときには、10倍以上違ってきます。採取のばらつきより大きいです。
参考:もともと、工場作業は一定でないため、作業で出てくる原水は、大きいときには、10倍以上違ってきます。採取のばらつきより大きいことが多いです。
1)原水の濃度を正確に測るのではなく、基準の10倍か、100倍程度なのか確かめるために測ります。
2)それを基に沈降分離処理し、上澄を分析します。
3)上澄水の分析は処理の仕方が適切か知るためのもので、基準値の半分以下か、基準値程度か、おおよそ測ることになります。
基準値程度だと処理不十分になることがあるので、基準値の半分以下になるまで処理剤を加えます。これにより、環境計量証明事業所の測定結果で基準値以下になる処理方法を短時間で見出すことができます。
そこで、このことを参考として本文に添付することにします。
引き続き、拙文のご指摘お待ちしております。
第2話 悪役令嬢への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
タイトルの「分析道」、「道」なのですよね。分析化学って技術面が注目されがちですが、実は場を見極める機転が結果的な効率に重要で、精神的な鍛練を含めた「道」とは、究めた者だからこそ言いうる言葉なのだなあと思わされています。
さて、悪役令嬢たちには泣かされますね。完璧に撃退する方法はきっとないのでしょう。ポカ嬢はさておき、スリープ嬢は夜になると耐えがたい魅力を放ってきますから。
「作業中は絶対に電話に出ない」これは重要ですね。さらには、「作業中は話しかけられても答えない」も必要だと思っています。
作者からの返信
佐藤宇佳子様 拙文お読みいただきありがとうございます。おしゃれるとおり「作業中は話しかけられても答えない」は重要です。まだまだ、ポカやスリープ嬢にやられ精神的な鍛練を含めた「道」には至りませんので、今日も試験する予定なので、さっそくポカ対策に取り入れさせていただきます。
第1話 分析と工程への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
同じ分析化学畑出身の人間として、とても興味深いお話です。
「予測する中には、測ろうとする魔術を「隠蔽」妨害するものがあるのかも予測してから分析を始めます」
これ、簡単そうに書かれていますが、知識と経験量がものを言いますよね。汽水域やし尿処理場の水試料、あるいは炭酸塩の殻を持つ生物を溶解させた試料のように濃厚マトリクスの試料は、教科書通りの発色にはならず、途方に暮れた記憶があります。
作者からの返信
佐藤宇佳子様 拙文をお読みいただきありがとうございます。
分析分野に方に初めてコメントをいただき大変うれしく思います。
おっしゃられるとおり、妨害物は、妨害しているかそうでないかも含め大変難しいです。今、技術の荒廃しためっき分野を対象にしているため、使用しているめっき液や処理液が大方分かっていますので、それなりの対策を立てながら進めております。
現役時代、湿式分析から、可視、紫外、赤外、ラマン分光、原子吸光、発光分光、X線回折、蛍光X線、EPMAなど50年ほどやらされていたので、いまだにトラブル解析や排水処理など相談依頼や講演する機会がありますが、人生終活するには、認知症になる前に取り組む必要があると思い、めっき会社の社長など分野の違う人にもできるだけ分かりやすく話せるよう、挑戦しているところです。自分で気づかないおかしなところがあると思いますので、今後とも、ご指摘よろしくお願い申し上げます。
第19話 魔術師の試験への応援コメント
榊 薫さま
こんにちは。
ああ、きっかけはちょっとしたミスだったのに、それをポカ嬢が敏感に嗅ぎつけるや、連鎖的に悪役令嬢たちが押し寄せてきたのですね。しかも、ポカ嬢はしたたかで、隙あらば何度でもやって来る。作業時間が想定の10倍かかってしまったとのこと、長丁場お疲れさまでした。怪我や事故につながるミスが起きなかったのは幸いでした。
ミスの有無が確認できるレベルに到達されているというのは、それだけでもうすごいことだと感じます。こちらはいつも、おどおどびくびく。慎重にやっているつもりでも、そこにも、ここにもポカ嬢が顔をのぞかせている状況です。
榊 薫さまの技術に興味を示してくれる会社が次々と現れているというのは、社会全体としても大歓迎すべきことですね。どうかこれからもよろしくお願いいたします。そしてその技術と精神を継承してくれる後継者がうまく育っていきますよう。
大変遅くなりましたが、完結おめでとうございます。カクヨムでこの分野の作品が読めるとは思っておらず、一話、一話、わくわくしながら拝読させていただきました。貴重なご体験を綴っていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
佐藤宇佳子 様
最後までお読みいただき、心より御礼申し上げます。
相変わらず、分析依頼がやってきますが、頻度が少し減ってきたので、ミス原因解析から少しずつ防止の方法が見えてきました。分析数が多いと作業のチェック頻度が多く、
「ヒヤリハットの先手」と題してまとめて見ました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093085849806276/episodes/16818093085849935276
まずは、作業の主要項目をまとめたチェックリストと照らし合わせながら、ポカが来たことを思い浮かべて、"さあ、いつでもいらっしゃい"と一連の作業を始める前に、一呼吸ご挨拶申し上げると気持ちにゆとりができます。
そこで、チエック項目ごとに"カッ"と眼まなこを見開いて、"キッ"と口を結び、"グッ"と一瞬睨みながら作業すると、作業中の背中からは近寄りがたい緊迫した臨場感がみなぎるので、悪役令嬢ポカも近寄れないようです。
お試し頂ければ幸いです。榊 薫