40代後半の男性が何年も婚活して何とか相手が見つかったと思ったら結婚前に妊娠が発覚してきっとテンヤワンヤするであろう記録

かみのなかの箸のすけ

第1話 初めての妊娠検査薬

少し前、彼女から「身体の調子がいつもと違う。妊娠しているかもしれない」とのメッセージが来た。

私は四捨五入で50と若いとはとても言えず、実際にあの量は昔と比べて明らかに少なくなっている。

彼女は30代の後半で、それでも決して若いとは言えない年齢である。

そんな状況もあって、私は話半分でそれを読み、今度会うときに妊娠検査薬を買って行くねと返信しておいた。

そして昨日、何か面白そうということで、実際に検査薬を買って、夜、彼女の部屋にお邪魔した。

そうしたら、ビックリするくらいハッキリと陽性を示す線が浮き出ていた。

その時の私の正直な感想は「んー、線があるな。線があるって事は・・・・・・そっか陽性か?ん?陽性?んんん??となると妊娠???」といった感じだった。

正直、今でもあまり実感がない。

2人で話し合った結果、少し間を空けもう一度検査をし、陽性だったら病院に行こうということになった。

妊娠する時期があまりに早すぎない?というのは共通認識であった。


私は3年近く婚活をし、後半戦はほぼ諦めモードで婚活をし、何とか相手に受け入れてもらえたところである。

そこに至るまでには、会ったその瞬間に露骨に嫌な顔をされた相手もいる(あれは本当に萎えに萎えた。その後のお茶の時間は地獄でしかなかった)。

今の相手とはまだ入籍どころか両親と会ってもいない段階である(今月末に会う予定)。

そして、今月末、籍を入れる前に沖縄に旅行に行く予定もある(そこで正式にプロポーズする予定であった)。

籍は7月頭に入れる予定である。

なのに、これである。


色々と思い描いていた今後の世界を大きく変更せざるを得ない。


ある人は、避妊ぐらいしろよと言うだろう。

ただ私達は若くないことから、チャンスがあるならば捨てずに活かしていきたいという気持ちがあった。同時に、周りでは不妊、妊活と騒がしく、直ぐに妊娠することは無いだろうという考えもあった。

そして、彼女はゴムをつけると痛がるという事象もあったのだ。


こんなに早く出来るのは正直ちょっと困るところだけれども、妊娠したくても出来ない人がいる中で、妊娠できたのだから良いことと捉えようというのも共通認識となった。


正直に今感じてしまっている事を書くとすると、妊活で大変な人は周囲にもいるのだけれども、ここまで簡単に出来てしまうとなんでそんなに大変なのか分からない。

これは多くの人を敵に回すことだろう。

多分、全体で10〜15回位しかしてなくて、危ない日にはたったの一回だけである。

その危ない日については記載したい事があるのだが、それは別で記載することにしよう。







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