第60話 東日本大地震

 今回は地震の話をします。

 気分が悪くなる恐れがあるのでご注意ください。




 東日本大地震からもう十年以上が経過しました。


 今高校生や中学生以下の人たちは物心つく前だったり生まれていなかったりするんだと考えると、月日の流れを感じます。


 私は関東のとある県に暮らしていますが、あの時の衝撃は今でも忘れられません。


 当時、私は小学二年生でした。

 地震が発生したのは下校途中です。家まであと十分ちょっとくらいのところだったと思います。


 上を見ながら歩いていたら、電線が揺れ始めたのです。

 電線の揺れは次第に大きくなり、足からも揺れが伝わるほどになりました。


 周りは田舎なので、家や畑があるだけでしたが、家のあたりはブロック塀があったのでちょっと危険だったかなと思います。


 通学斑を作ってみんなで帰っていたのですが、ここまで大きな地震を経験したことないため大パニックです。怖くなってみんなで走り出しました。


 走っていたせいで余計揺れが大きく感じたような気もします。走り終えたころにはもうぐわんぐわんですよ。


 その後、通学斑のとある方の親御さんが車を出してくださって、送ってもらったような記憶があります。



 そして、家に着きました。

 余震があり、未だ揺れは収まりません。

 怖くて怖くてずっと外にいました。

 

 家は停電していました。

 地震発生当時、親が家にいたのですが、テレビが倒れそうなほど揺れたと言っていたような気がします。


 

 揺れに対する恐怖や疲れから、次第に眠くなってきました。


 家に入るのは怖いので、車の中で寝ることになりました。


 ここからは記憶があまりないのですが、親戚の家に泊まりました。親戚の家も同じ市内にあるのですが、なぜか停電していなかったんですよね。謎です。


 ちなみにこの日、偶然にも祖父母が東京へ公演を見に行っていたんですよ。

 地震のせいで電車が止まって帰れない状態になっていたような。


 

 それから数日たち、学校へ行く日となりました。

 通学路の途中、ブロック塀が崩れているところがありました。幸い近くに民家はないので、誰も怪我はしていないと思いますが。


 地震って本当に怖いです。


 

 スマホで地震の警報がなるたびにもう動揺しまくりです。


 このレベルの地震はもう経験したくないんですが、首都直下地震というものが待ち構えているんですよね。


 これが地震大国の定めか……。



 

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